エンジンが完全分解されていきます。
こちらのお客様。
「この一台は長く乗っていきたいんだ。」という事で。
「それなら・・!」とエンジン関係の至高メニューでご案内致しました。
「湧き上がるツインカム88化!」でございます。
現在、エヴォリューションエンジンでも展開しているこの「湧き上がる」ですが、エンジンの恒久化を主に、出力向上と共に、より良い走り心地にするのが「湧き上がる」で追求している項目です。
他店さんにて組立されていたそうですが、既にギアドライブ化されてます。
フライホイールを回転させながら全周のギアのバックラッシを見ていくと、最適なとバックラッシ値と、全くバックラッシ値がないところがありました。これは大問題。
分解前から「ちょっと嫌な予感・・」が、実はしてました。
一応。計測し確認。
あらら・・・。ギアドライブ化は、ここの振れの値が基準値超えていると出来ないもの。その基準値の2倍も振れが出ていました。この段階で見つかって良かった〜。(ホッ)
この度交換するのはこちらのフライホイール。排気量拡大などはしない、リプレイス品。
こちらは社外品に交換となりますが、純正では運が良ければ振れを起こさないものが存在しています。
こちらで、これから組み付けるフライホイールは、もともと振れを起こしにくい構造に改良されている製品を用い、当社では組み替えの際に採用しています。
フライホイール重量は純正と比較し1%ほど重たくなります。
取り外したケースの、中に入っている部品が、フライホイールです。エンジンの、中の中にある、心臓部を取り替えするのであります。
つづく。
「フライホイール交換なのだ。(湧き上がるツインカム88) (1/3)」への1件のフィードバック
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