フライホイール交換なのだ。(湧き上がるツインカム88) (1/3)

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この度こちら2004y FLSTC ツインカム88B

エンジンが完全分解されていきます。
 
 
 
 
 
 
 
こちらのお客様。
「この一台は長く乗っていきたいんだ。」という事で。
「それなら・・!」とエンジン関係の至高メニューでご案内致しました。

「湧き上がるツインカム88化!」でございます。

現在、エヴォリューションエンジンでも展開しているこの「湧き上がる」ですが、エンジンの恒久化を主に、出力向上と共に、より良い走り心地にするのが「湧き上がる」で追求している項目です。

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他店さんにて組立されていたそうですが、既にギアドライブ化されてます。

フライホイールを回転させながら全周のギアのバックラッシを見ていくと、最適なとバックラッシ値と、全くバックラッシ値がないところがありました。これは大問題。

分解前から「ちょっと嫌な予感・・」が、実はしてました。
 
 
一応。計測し確認。
 
 
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あらら・・・。ギアドライブ化は、ここの振れの値が基準値超えていると出来ないもの。その基準値の2倍も振れが出ていました。この段階で見つかって良かった〜。(ホッ)

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ピストン周り。

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クランクケースが取り外されました。

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この度交換するのはこちらのフライホイール。排気量拡大などはしない、リプレイス品。

こちらは社外品に交換となりますが、純正では運が良ければ振れを起こさないものが存在しています。

こちらで、これから組み付けるフライホイールは、もともと振れを起こしにくい構造に改良されている製品を用い、当社では組み替えの際に採用しています。

フライホイール重量は純正と比較し1%ほど重たくなります。

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取り外したケースの、中に入っている部品が、フライホイールです。エンジンの、中の中にある、心臓部を取り替えするのであります。


つづく。

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