チューニングの最中、フェーズ2-1から間も無くエンジンから異音が出て緊急停止となったスポーツスター883のお話です。
補足までに、インジェクションの883スポーツスターです。
弊社でのインジェクション・チューニングはフェーズ管理を行なってます。保存データ名にそのフェーズ名を刻むことでどこで終わったのかが分かるようになっています。多忙な中で行うチューニング時のミスを防ぐ工夫。
フェーズ1-1は純正状態、またはチューニングに用いるベースデータ
フェーズ2-1以降は設定空燃比を一律固定し全域での測定を行いVE値を打ち込む
フェーズ3-1以降は任意の空燃比に設定し測定、確認と併せご要望の乗り味に合わす
フェーズ4-1以降は任意の空燃比に設定後の全開域でのLOAD TEST
フェース5-1以降は完成確認
フェーズ2-1以降なので、ほんと初めて間もない時のこと。
アイドリングの状態でA/Fが随分暴れてるな….修正しようとエンジンを停止。修正データを作り、リフラッシュ。
その後エンジンを再始動すると、エンジンから異音が生じている事を確認し、緊急停止。と同時にチューニングの中断を判断。
後に振り返ればアイドリングの状態でA/Fが随分暴れてるな….はこれが原因だったのね。 続きを読む その使い方、シビアコンディションではないですか?