インジェクションチューニング “07y XL1200L CX”

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XL1200L CXのインジェクションチューニング。
調子が悪く、アイドリングも不安定でエンジンが止まってしまうとか。

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それよりも先ずはこれ。改造され、外に出してはいけないガスが垂れ流しです。大気開放されたブローバイは宜しくありませんね。

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そもそもエレメントなしのヴェロシティスタックがNGとの事でエアクリーナー交換の依頼を受けていますが、この黒いステーが無い為、こちら追加で部品必要です。

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フィルター付き、ブローバイ還元式に交換しました。

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シャーシダイナモに載せてインジェクションチューニング.この度も純正書き換えTTSマスターチューン2を用いた。

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元気になり、アイドリングの不安定さは少なくなるも、エンジンが止まってしまう現象は変わらず。


原因を探り、見つけた。IACが完全に閉じてしまってます。
これはチューニングとはま〜ったく関係ない所なので別の案件扱いとなる。

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診断機を用いてコンピュータ内部を覗いてDTCをみてみると、なるほど。納得のエラーコードが履歴であり。

原因をここに詳しく書きませんが(これを探るのも時間かかってますので。)

おおまかなその事の流れは、インジェクションのシステム、エンジンコントロール系の知識に乏しい人がこのXL1200Lをカスタムした事です。当社にこのXL1200Lの過去データやカルテはありません。

おそらくどこかのお店さんでされたのでしょうか。外装カスタムと位置づけされるカスタムをされた、その時の事が原因とみて間違いありません。

昨今のハーレーは安易に触れない事になってしまっていたのですよ。皆さん気をつけて。