チューニング後の感想を頂きました / 2023MY FXLRST


つい先日、ディーラーさん経由で入庫頂いた車両。
 

納車されて早速感想頂きました。
 
2022年以降のFXLRSTはストック状態で乗るとびっくりするほど走行性能が良くない。特にエンジン冷間時はスカってなるのでね。とても300万以上の価格で売られてる車両とは思えないのよ。
 
そういうのもあり、流行りとかもあるんでしょうけど、カムまで一気にやる、ってパターンは本当に多いんです。カムまでやる場合はハギレ感を増し増しにしたりパワーを上げたいという明確な目的がある中で、ツルッとチューニングだけでも全然違うもの。私がチューニングを行う上で大切にしているのはハーレーらしい感覚性能の追求と、ドライバビリティの向上です。
 
インジェクションのチューニングなので数字で全て管理されているのですが、感覚を数字に置き換えて反映させています。キャブ車でもレスポンスの良いCVキャブが好きなので自然とそっちに寄ってしまいますね。
 
薄くて薄くてエンジンが壊れるかもしれないから、とチューニングを検討されているのなら、しなくても大丈夫です。よっぽど変なイジりをしていたのを除いて、そんなんで壊れたのはまだ見たことがありませんよ。


これはチューニング前。(Safariの人はChromeのブラウザに変えてみてね)
 
ターゲットラムダに対して実測の空燃比はほぼ一致。スロットル100%の走行状態でこれが薄いわけがないし壊れるものではない。しかしチューニングする前からこれじゃ、やっても意味ないんじゃ?と思われたのならご安心を。私はそんなヘボじゃありません。
 
弊社にご依頼頂く場合のチューニングとは「楽しく乗る手段の一つ」としてポジティブにご検討ください。生きたデータを入れるので全然違いますよ。