2010年式のXL1200Nです。スーパーチューナーをインストールされた状態で、セッティングのご依頼を頂きまして、お持ち込み頂きました。最近のスポーツスターはECM搭載位置がシート下から移動し、サブコンなどの取り付けがとても難しい位置に変更されましたので、スーパーチューナーは正しい選択です(^^)
まずは「診断」をしてみましょう。
診断とは、どのような事をするのかを載せてみます。
まずは、スーパーチューナーを用いてインストールされたデーターは、ロムにあるXL1200用のデフォルトデーターをインストールしたのみと伺っています。スペックは、12ミリのパンチアウト、独立菅にするためのプラグが装着された状態です。当スペックでのデーターは考慮されていないでしょうが、さて結果のほどは☟をチェック。
アイドリング状態で、前後目標A/F14.6に対して、実働はバラツキが大きくあります。
パワーチェックでの計測データーです。最高出力55馬力 最高トルク8.6kgですが、それ以外にも注目すべきは目標A/F12.5に対し、実際に動いている状態では、目標A/Fから大きく外れ、乱れている上に、A/F10以下にもなる超RICHEST(超濃い)状態です。ガソリンを余計に送りすぎている状態だったということです。
シャーシダイナモ上でのセッティング完了後、パワーチェックしました結果は、59.34馬力 9.28トルク それぞれ最高値です。4馬力アップに、0.7kgのトルクアップです。とてもわかりやすい最高値は置いておいて、フルスロットルにしていない、常用回転域での変化の方が沢山あるでしょう(・∀・) 感触を楽しんで下さい。
詰めの甘さを取り除き、ご納車の運びとなりますので、あと少しお時間くださいm(_ _)m