「エンジンマネージメント」カテゴリーアーカイブ

エヴォの腰上を開けたとき、シンプルには終わらなかった話 / 1995MY FLSTC

そうですね、結論からお伝えすれば
当初の予定では平穏に腰上のオーバーホールを済ませるハズでした

 
1995年式のHERITAGE SOFTAIL CLASSIC (FLSTC)の案件
 
一般的なヘリテイジの装いとはかけ離れてますが他店様にてカスタムされた状態でのご入庫
 
走行中にトラブルが生じてしまい、レッカーされて運び込まれてきました
 
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パンアメリカをローダウンし、扱い易くチューニングする話 / 2022MY RA1250S


こちらは私のパンアメリカで、インスタのストーリーに載せてた投稿
 

こちらがきっかけでメッセージにてご連絡頂いた案件
 
本案件解決したい事柄は3つあります
1:立ちゴケをしたことで傷の入った部品の修繕
2:足つき性の向上
3:走りにくさの解消
 
立ちゴケで傷のついた箇所については交換することで解決するものは交換しますが、ガードについては弊社にてパウダーコートを行うことで修繕を行います。
 
足つき性の向上についてはシートと、リアサスのジョイント部品を交換しローダウンを施す。
 
走りにくさの解消については、チューニングを行い純正ECM内部を書き換えて解消するようにします。 続きを読む パンアメリカをローダウンし、扱い易くチューニングする話 / 2022MY RA1250S

走行168km車両のツルッとチューニング / 2023MY FLTRXST

弊社公式LINE経由でお問い合わせ頂きました
 

 

 
新車で購入後、即マフラーとエアクリを交換したものの、チューニングした方がいいと思案。慣らした後、再セッティングは、覚悟の上。今のところ、走るに走れず、ノーマルでしばらく乗るか、悩んでいるが、気持ちは、ノーマルで乗りたく無い。

と、要約したらこう言う内容でした
 
慣らしが十分ではない車両をチューニングするリスクがある
シリンダーとピストンリングの馴染みが出てない状態ではその時に合わせても状態が変わっていく事。あと、シリンダーとピストンリングの馴染みが出てない状態ではピストンに溜まった熱がリングを通してシリンダー側へ伝わりにくいことで、配慮なきまま行うとエンジンを焼き付かせます。これはウチではまず起こらない。なぜならどうやったらエンジンが焼き付くか実験をして検証しているから。そうやって確認を行なった事ことがある。破壊試験ですかね。
 
弊社では皆様に3000キロを超えてからお持ち込みいただくようお願いをしております。
 
電子車検証情報をご共有いただきお見積りを発行、チューニング日をご案内し、当日でのチューニングで実行
 
当日チューニングは9時〜10時までのご来店が必須です 
 
14時〜15時での引き渡しでスケジュールしているから。
 
よく、「預けてやった方が仕上がりがいいのでは?」と思われてしまいます
 
特殊な事情や、車両でない限りはチューニングはゆっくりやってもいい仕上がりにはならない 仕事は忙しいやつに任せろ、のアレです
 
チューニング単体で預けなきゃいけないほどなら、よほど激しい仕様ですごいか、よほどミスマッチな仕様で調整が困難でダメか、弊社ではどちらか
 
ツルッとチューニングは日帰りでお願いしています
 


ざっと調整してこの通り。3000キロ超えたらカムを変えてチューニングしたい、と仰っておられました。
 
そういう考え方もありね、と思いました。
 
 
お問い合わせはこちらから
https://www.45degree.net/order.htm

最近は業者様含め、圧倒的にLINEでのお問い合わせが多いです
https://page.line.me/mqi1292y?openQrModal=true
 
電話ではすぐに対応できないことが多いので電子的なやり取りでお願いしますね
 
Posted by M.Yasuura

チューニング途中にエンジンがぶっ壊れる話 / 2017MY FXSE プロストリート

前回の2017MY FXSE プロストリートの後編。
 
チューニング途中、しかも、終盤でエンジンがぶっ壊れてしまった話です
 
異音がしだして、タダゴトではない凄まじい異音で直ちに中止。
 

お客様に了承を得て開けてみたら結果はカム周りのトラブルでした。
 
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チューニング後の感想を頂きました / 2023MY FXLRST


つい先日、ディーラーさん経由で入庫頂いた車両。
 

納車されて早速感想頂きました。
 
2022年以降のFXLRSTはストック状態で乗るとびっくりするほど走行性能が良くない。特にエンジン冷間時はスカってなるのでね。とても300万以上の価格で売られてる車両とは思えないのよ。
 
そういうのもあり、流行りとかもあるんでしょうけど、カムまで一気にやる、ってパターンは本当に多いんです。カムまでやる場合はハギレ感を増し増しにしたりパワーを上げたいという明確な目的がある中で、ツルッとチューニングだけでも全然違うもの。私がチューニングを行う上で大切にしているのはハーレーらしい感覚性能の追求と、ドライバビリティの向上です。
 
インジェクションのチューニングなので数字で全て管理されているのですが、感覚を数字に置き換えて反映させています。キャブ車でもレスポンスの良いCVキャブが好きなので自然とそっちに寄ってしまいますね。
 
薄くて薄くてエンジンが壊れるかもしれないから、とチューニングを検討されているのなら、しなくても大丈夫です。よっぽど変なイジりをしていたのを除いて、そんなんで壊れたのはまだ見たことがありませんよ。


これはチューニング前。(Safariの人はChromeのブラウザに変えてみてね)
 
ターゲットラムダに対して実測の空燃比はほぼ一致。スロットル100%の走行状態でこれが薄いわけがないし壊れるものではない。しかしチューニングする前からこれじゃ、やっても意味ないんじゃ?と思われたのならご安心を。私はそんなヘボじゃありません。
 
弊社にご依頼頂く場合のチューニングとは「楽しく乗る手段の一つ」としてポジティブにご検討ください。生きたデータを入れるので全然違いますよ。