インジェクションチューニングの番外編!? XL1200RのECM交換

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2008年式XL1200Rご入庫。兵庫県からのお客様です。
サンダーマックスを使っていて、おかしな症状が出て・・・・と詳しく症状を伺うと、ふむふむ、なるほど・・・あー、それは、もしかして、あれだろうな・・・という事で、念の為に純正のエンジンコントロールモジュールを持ってきてもらうようお願いしていました。 
 
サンダーマックスを使った後、他方にてT社のモジュールに交換すると格段に調子が悪くなり、その後サンダーマックスに戻して今に至るという経歴ですが、いずれにせよ、インジェクションで、あってはならない、とても疲れて、とても不安なトラブルを経験されているので、最も安定したチューニングにしたほうが良いと判断。サンダーマックスはとりはずし、デルファイのエンジンコントロールモジュールに換えましょう、もうこのトラブルの類はなくしましょう、という事で、出来るだけ理解して頂きたい思いでご説明した後、ご提案させて頂きました。
 
・・・・設定値を、自由に変えることが出来るものは、結果として、良い方にも悪い方にも、どちらにも、行くことが出来るのですが、この手のトラブル、グッときますねぇ〜。はい、僕はガッツリ経験者です!
 
 
((((これはすべてのインジェクションチューニングに、全く同様に言える事!怖いところもあるんですよ))))
 
 
フルコンへの交換は、「熟成されたチューナー」が手を加えることでの完成度の高さの要因も、相当にある事が認識として、少しづつ浸透しつつあります。
 
しかし今回の問題は使っていく間の経年変化が原因。
その事を含めた「特徴」をオーナー様自身が、とても理解してサンダーマックスを使っているのなら、なんら問題ありませんが、経年変化によって生じる変化や、それによって消耗部品で生じる必要経費、例えチューニングをきちんとしていたとしても、安定して走って欲しい末端のユーザー様の意見を取り入れると、それは難しい所もあるのではないか??というのが僕の持論です。オーナー様も思い当たる節や感じておられた部分もあったのかもしれません。その日のうちにご提案の内容を快諾頂きました。
 
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こちらのデルファイECMに交換し、内部を書き換えてチューニングしていく事になりました。
 
 
つづく。
 
 
masa
ではでは
 
マサでした。