とある人の車両を譲り受けた人からのご相談でした
ご相談の車両はすでにカムも変えていて、チューニングも済ませている車両とのことですが、走ってみたら感覚といまいちマッチしないと
このお客様は弊社にてカム交換とチューニング済み、ボアアップしたりと純正エンジンではない2010年FXDからの、2021年式ローライダーS
「マサ君がやってくれたあの感じが良かったのに…」と色々とコメントされていたのですが、聞けば聞くほどなんで乗り換えたの??思ってしまいました(正直な感想ね)
時間は巻き戻せないので、前進しましょう
相談段階で、そもそも何のカムが入ってるのか調べて欲しいとリクエスト
現状のカムの情報もわかり、うちでも使ってるカムでした
パワーデータの画像もLINEで共有して頂きましたが、そのダイノグラフをみて驚き
めちゃくちゃ懐かしいDos/Vの画面…(そこじゃない)
この設備では最新のOBD2車両のモニタリングも出来ない訳で…
(最新の車両をチューニングするには、最新の設備が必要)
入庫の日に併せて確認しました
説明してたら大変なので まあ、多くは語りませんが、このように見える化をするには最新の設備は必須条件
ロールオンテストを行い現状をチェック。
カムを変えずにチューニングやり直しでどのくらい求めておられるフィーリングに近付けるか分かりませんが、この車両に対してもっとおすすめのカムがあるのでそちらをご案内。緑色のグラフはトルクの凹みが出やすいショート2in1エギゾーストのセットアップにお勧めプロファイルを有したカムシャフト
じゃ、そのカムで、となりました
我々としてはカムを変えようが変えまいがどちらでも良いのですが、オーナーがより良い状態を求めてるならカムを変えて一回のチューニングで終わらせるようにしたのです
デバイスも持って来てもらいました
スクリーミンイーグルのPro High Volume Oil Pump & Cam Support Plate Kit(Part Number: 62400264)に変わってるのね
カム交換車両をカム交換
チューニングに取り掛かるも、変な補正値が乗りすぎているんで、まずはその除去から開始 一発でリセットできればいいのだけどね、2021年以降は出来ないのよ
めちゃくちゃ地味な作業だが仕上がりに直結すると思ってるので地道に取り組み、許容範囲までは戻しました
自走チューニングしてるとこのことにすら気付けないのね
出来上がって試乗
このカムは鼓動感強いね、そして速い。
結果的に比較していたものよりも出力は上回っています
2021年以降の車両のチューニングに関して。
ソフテイル系は特にスロットルの違和感が強くあります。具体的にはスロットル操作して過剰反応し意図せずドンと加速する感じです
それを取り除けるようチューニング側で仕様変更があったのを利用してドンつき加速の調整を行なっています
2021年モデル以降で弊社にてチューニングを行った車両でドンつき加速を改善したいお客様はご相談ください
お問い合わせはこちらから
https://www.45degree.net
https://www.rignise.com/hiroshima.php