チューニングの際に私がいつもみている光景をご覧くださいませ

ブログではお久しぶりですね
 
公私共に充実の日々を送っています
 
多くは語りませんが7月初旬から8月初旬までは色々ありました
 
今はだいぶ落ち着いてきましたので体調も整ってきています
 
さて記事ですが
チューニングの際に私がいつもみている光景をご覧くださいませ です
 
昨今インスタのストーリーの更新がメインになっていますが、写真と少しの文章を付け加えるだけで、「伝える」というよりは「生存確認」としての利用として意識しています 
 
あとは少しばかりの情報共有ですね
 
ブログは写真と文章をボリューミーに載せ伝えたいことを書ける場所
 
大丈夫です そこまで刺激の強いものではありません
 
 
 
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チューニングする際、過去に実績のある
似たような年式(同じソフトウェアレベル)で、同じ条件(エギゾースト)の最新データを選んでスタートします
 
過去に実績のあるものなので、他の車両で同じエンジンではありますが、元々は赤い波線を真っ直ぐ走るように作ったものです
 
同じシャシダイナモ、同じソフト、センサー管理も同じであれば、チューナーも同じ
 
比較するには悪い条件ではありません
 
ところがどうでしょう 下方にあるグラフが上下にグラグラとなっていますね
 
上段のグラフを見ると「Throttle Position 100% / Desired Lambda 0.89」
 
スロットル全開で車載コンピューターが狙うよう指示を出してるデザイヤードラムダは0.89
 
これはおおよそA/F13.0あたりを狙うように指示し、下段の赤い波線を狙うように指示を出している状態で
 
実際に当該車両に対してデータを入れて回してみると、赤い波線からは大きく離れています
 
グラフを見るとおよそ3,500回転を指し、そこでの空燃比は実測でフロント14.30 リア13.58とあります
 
チューニング時に利用するVE値では1動かすと空燃比は0.2の影響がありこれをVEの値に置き直すと
 
3500回転時においてターゲットしているDesired Lambdaに対して
フロントがおおよそマイナス7% リアが3%の狂いが生じていることになります
 
一言で言えば「結構狂っとるね」
 
高負荷のWOT(ワイドオープンスロットル) しかもこれがThrottleが100%の全開加速において空燃比が14.30であることを聞いて、多くのチューナーは「やばい」というでしょう
 
実際のところは7%の狂いでしかないのですが、たった7%で危険域に届いてしまう
 
同じ車両で同じセットアップで過去に実績のあるデータなんですけどね
 
車両に合わせてのチューニングであれば、危険域に届かないよう配慮しています
 
 

意図的に調整を施せば空燃比のグラフは直線的なグラフに仕上がります
 
チューニングでVEの値を合わせるのは基本中の基本ですが、同セットアップでも差異が生じることをお伝えしました
 
ちなみに、同一仕様、同一ソフトウェアレベルの複数車両で空燃比のグラフが真っ直ぐでたことは、まだ経験したことがありません
 
同じVINナンバーの車両なら経験にありますね