どもーぉ。
殺意を感じる暑さ、起床と同時に滴る汗・汗・汗
　
皆様いかがお過ごしでしょうか。
　
　
ワタシメは毎日２リッターのお水は欠かさないように気をつけて凌いでおります。
　
　
次にメカニックルームを作り変えるときは
　
「空調完備・冷暖房ＯＫ。で、ソーラー発電。」 　これだけはゼッタイ外せん！

殺意を感じる太陽光線をも利用して光熱費は浮かせる。って最近じゃ当たり前の選択肢かもな・・！
　
んなように、してやろうと、あくまで前向きです。
　
　

うらあーー！！アツいぜーー！！！

　
　
　
あ、さて。
今回は 「シリンダーヘッドのチューンアップ」 です。　
　
具体的な内容は、シリンダーヘッドのステムシール交換と、シートカットです。
　
ここでの「チューンアップ」という言葉のニュアンスは
「本来持っている性能を発揮させる事。最高の状態に戻す事。」
　
そういうニュアンスで使えば、今回の内容は立派なチューンアップであります。
　
　
　
依頼のあった車両は、「２００５年式のFXDWG」・・・です。
０５年式のＴＣ８８は、前からココでも繰り返していますが、１００％オイル下がりを起こしてしまいます。
　
では、エンジンを開けてみましょう。
　
　
　

　
　
　

シリンダヘッド。　
　
　

ピストンヘッド（リアー）
　
　
シリンダーヘッドからオイルが下がり、シリンダーヘッドもピストンヘッドも「Wet」です。
　
これからカーボン落としと、シリンダーヘッドのシートリングのシートカット。
これも、簡単に済むのもあれば、すーんごい・・・大変な状態のもあり、SSTを当てて見ないとわかりません。
　

シリンダーヘッドのシートリングだけが良い状態になっても、バルブ側が傷んでいてはイケマセン。こちらも専用の道具で整えることが出来ます。左のバルブが取り外してカーボンを落としたそのままで、シート面と接する所（ナナメになり傘になっているとこ。）に、黒いブツブツがあるのがワカリマス？？　右はそれを取り除き、接触面角度を４５°に仕上げたものです。
　
　

ステムシール交換・シートカットなどの内容が済んで組み立て前の状態（iPhone 3GSにて撮影）
　
　

こちらはスパークプラグ。左のプラグ２本（のうち、右がリア側）がチューンアップ前に数10km走り、外したプラグ。右がチューンアップ後に試運転後取り外したプラグです。双方プラグの使用距離はトントンです。また、キャブレターのセッティングは固定していますので、純粋にヘッドチューンアップ単体での比較となります。
　
そんな感じで、痛んでいたシリンダーヘッドをチューンアップし、良い圧縮を手に入れると、それだけでプラグの色は変わってしまいます。
　
ワタクシが2004年式のXL1200Rに乗っているときがまさにそれでしたが、 オイル下がり該当年式は、プラグは真っ黒になるんだけど、その割りに薄い症状が出てしまい、走りが悪くてキャブレターセッティングが決まらない事も多々あります。
　
　

昨日、土曜日に納車でした。お預かりしたときより、排気音が大きくてエンジンが元気に動いている様子でした。