リ・セッティング (FLTRX)


こちら昨年の8月にパワービジョンでインジェクション・チューニングをご依頼頂きましたが、この度はマフラー変更に伴いセッティングを合せなおしました。
 
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マフラーをRineHart Racingに変えたのでリ・セッティングを・・・って、診断してみると、この結果。状況が変化したので、セッティングが狂ったのですが、よく言う見た目にヌケの良いマフラーにするとガスが薄くなるという巷の定説とは真逆の結果でした。ガソリン突っ込みすぎてスベったパターンですね(^^ゞ
 
 

弊社オリジナルのプログラムでセッティング後は、赤いグラフに変化しました。

濃いすぎる状態を継続されるとコンディションが崩れてしまいますが、幸いにも由々しき事態は回避できました。
 
セッティング前後で、馬力は72hp トルクは11.87kgへと変化しました。「約12馬力アップ」、トルクは「約2.1キロアップ」うーん、なかなか。これだけ差が開き、パワーが上がっても、メリハリをつけたセクシープログラムに仕上がれば楽しく走れる上にガソリン消費量も少なくて済むので、セッティング合わせていないといろんな所で勿体ないことをしている事になります。
 
このように、一度セッティング合わせてあげても、今回の様にマフラーを変えたことでセッティングを合わる必要が再度発生する事もありますが、そういった事にも対応していますので、どうぞお気軽にご相談ください。
 
  
□ 乗り味もプラス
今回の依頼内容をちょっと詳しく書きたいと思います。以前セッティングさせて頂いた際は、ごくごく普通に乗りやすく、パワーもトルクも楽しめる内容でお渡し致しましたが、この度はリ・セッティング時に乗り味にも手を加えたいなあという事で承りました。

ならば、と、RineHart Racingに変えてあるからこそ出来る内容にした。そして、電子スロットル特有の「足りないリニア感」を払拭させ、1〜4速ギアーではスぅ〜ッと気持ちよく車速に乗るよう加速させ、5速ギアー以降は流して走っている時からの加速にズカダカと地を蹴る不等間隔爆発Vツインエンジンの特性をより引き出し、その結果心地よい振動が以前よりもライダーの気持ちとシンクロした「心地よいライド感」に仕上がったと思います。
 
アクセレーション一つで鋭い加速も出来る一方、景色みながら、ゆる〜く回るエンジン回転数で、深いアクセレーション、ズカダカ・・・・ズカダカ・・・・ドコドコドココココ・・・・ こういうハーレーの楽しみ方もありますよね。この辺はパワーカーブではまったく見えない感性フィーリングなので、そこがちょっとザンネン(+o+)