これから45ディグリーの店頭に並ぶ89年式のFLHTCU / ウルトラです。90年代からお付き合いのあるお客様より買取らせて頂きました。
2月初めに入荷し、部品が揃ってきましたので、これから取り掛かります。これから店頭に並ぶ販売車両の様子をご覧頂きたく。
89年式ともあり、27年も経過した車両。しかもこの当時のツアラーは、整備性が良いとは言えず。中には車体関係を全く整備されずに乗っている人も。….多くは年配の方々ですが。こちらのウルトラは、90年代からずっと携わってきた記録もあり、そのような事(ノーメンテ)はありません。重整備に近い整備を行い、さらに45ディグリーの持ち味を加えていきます。
ここまで分解するのも、大変なこの当時のツアラー。フロントフォークを分解するとオイルは緑色。ブッシング類はすり減り。フォークシールもシットリ。以前分解し、交換したのは18年前でした。
ここで登場。レーステックのスプリングと、ゴールドバルブを装着し、走行安定性と乗り心地を、ぐっとアップ。加え、フロントを少しだけローダウン。
そうそう、こういうの、付いてました。ブレーキスイッチに連動しているんですよね。エアサスのギミック。引き締まった頼もしいスプリングにしっかりした減衰力が伴いサスペンションの基本性能が上がりさえすればエアに頼らなくても良いので、エアサスはキャンセルっ!
フォーク周りを組み立て。
どーん! 今回なんと、ホイール交換します!
初代ウルトラの重厚感を尊重したホイールのチョイス。スポークホイールでラジアル張り、チューブレス仕様です。
タイアはUSダンロップのD402F MT90B16スリムライン。
作業工程の関係から、まずはフロントに組み付けます
スポークはステンレスなのでサビには強いです。
フェアリング内の点検・改良を加えリアに移りたいと思います。