フリーウィーラーのカムとチューニング / 2017y FLRT


いろいろ、取り掛かり前にチェック。すると、スロットル開度が1%… むむ。おかしい。ME107の吊るしでこの回転数とMAP値だと4%前後が普通。
 
 

やっぱ。ここか。
 
 

ここから、盛大に2次エア吸い込んでて、その処方がオートマチックにスロットル開度を閉じる制御でした。 
 
 

ここから2次エア吸わないようにすると、自動的にこの数値。見慣れた数値。よしよし…!!!
 
 
 
 
 

カム周りを開け。
 
 

タペットが….
 
 

3000kmも走ってないのですが….
 
 

新品タペット。
 
 

タペットカフスも組み込む。 
 
 

このミルウォーキー107のRunout値は4目盛。最も知りたいのは振れの中心点。
 
 

そして、トライク測定可能なダイノへ載せ、チューニングにかかります。
 
同時に「リニアスロットル化」も行う。
 
リニアスロットル化は、標準的に電子スロットルのミルウォーキーでは本当にいい具合になる。
 
 
そして、久々のトライク車両に加え、同時のカム乗せ。やはり、普通にツルッとチューニングするのとは、配慮の度合いが異なります。
 
測定しながら思ったのは、徐々に徐々に変化し、結果として大きく変わった私自身の測定方法において、この重量級になると、効果テキメンだなと。一回で行う「測定誤差」が、かなり少ない。車両重量とか、走行抵抗とか、そういうのって、拾い上げる数値には、凄い関係がある。
 
そういうことを、いろいろ思案しながら、一回一回の測定を正確に、かつ早く終わらせるというのを、ずーっと心掛けてきた。いい仕事って、じっくり長ければいいってもんじゃない。
 
トライク車両、故の「最大配慮」は、低速&低回転で、微スロットル操作を頻繁に行うこと。これに対しては、非常に気を遣った。
 
二輪状態では半クラッチで滅多に使わないような操作も、トライクになると、頻繁に使ってしまう。これは、トライクに限らず平素から注意しているが、重量&安定性を纏ったトライク車両には、スロットル操作に対する応答性もボカすなど、めちゃ配慮した事を付け加えておく。
 
とにかく、運転者(ライダー)が意図した操作に対して、滑らかで、違和感がない状態でないと いかんと思うのです。
 

こちらは前後比較。以前状態よりトルク値は凹む事なく上向いて伸びやか。
 
歯切れ感&押し出し感が「増し増し」
 
スロットル操作に対しての、ズダダダダ!!
 
カムで仕様を決定し、チューニングでそれをより強調してますが
 
峠道での低回転&細かなスロットル操作も得意で、押し出し感と、ズカダカ感は増しましです。
 
 

走行動画、ご覧ください。
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura
 
 
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