セルモーターが、回りっぱなしになっちゃいました。
トランポで伺いました。ユーザーさん曰く、なす術なく見ていたとか。そりゃそうだ。びっくりしたでしょうね。
こうなったとき、冷静に、ショベルなら、マイナスケーブルを接続しているボルトを緩めて取る。または、ちょっと怖いと思いますが、ソレノイドのプラスケーブル(どちらでも良い)を取り外すと収まります。プラス側は通電中めちゃ熱くなるのでマイナス側がベターです。
この原因は、ソレノイドにあり(これは新品)
ここの、電気接点が、くっついたまま離れないような状況になると、回りっぱなしになる。これは新品で分解した図です。
弊社でショベルに乗り換えされるケースは、相応の覚悟で乗り換えされてるお客様が多いんです。
故に、とても大切に、「宝物」のように扱ってるユーザー様が多い。
だからの、様々な配慮であったり、思いであったり、わかります。
しかし、それがトラブルを誘発していることもあり。
今回のトラブルの原因は、「エンジンの始動回数が多すぎた」こと。
写真にはありませんが、オーバーホールを済ませ納車時には新品のソレノイドをつけていたが、電気接点が異常に磨耗していました。
とても大きい電気が流れる電気接点(ソレノイド)が離れなくなってしまうそもそもは、乗りもしないのに、エンジンを始動しているから。
宝物なので、調子を崩さないように、時々エンジンかける….
このお気持ちは、よーく解るんですが、かえって、良くないんです。それは、回りっぱなしになる以外にも、あります。
オイルもに悪い、プラグにも悪い、バッテリーにも良くない。
一番いいのは、バッテリーの性能維持は有能な充電器に任せ余計な始動は減らし、エンジンをかけるときは、乗るとき。最低でも50km。
特に用もないのにエンジンだけ始動さすのは、しない。
煙が出ていたセルモーターは大丈夫・大丈夫。ダイジョウブ。 念のため、ブラシとローター、清掃しました。
ソレノイドは再び、新調。
組み直し、ダイノルームへ。
回りながら、車両は走行状態にある状況で、下廻りからオイルが漏れないか、点検。走行中にはまず行えないような確認をも、行えます。それがシャーシダイナモ。擬似走行装置。
今回ソレノイドの交換だけでも済んだのですが、プライマリーを全分解し、ベント加工を施した。プライマリー内部の内圧が高まり、ソレノイドからオイルが出ていた為。これは無償対応。
ピタッと、オイル漏れなく、Fix完了となりました。
試乗動画です。ショベル系の動画、とても人気ですね。雰囲気だけでも伝えればと思い、走るついでに撮ってます。
動画見てもらっても判りますが、キックで始動性抜群にしておきました。これなら、セルモーター使わなくても、始動可能ですね。私どもができる、最大の配慮です。
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura
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