突然降りかかってきた まじか。と言う案件。
ブレーキフルード交換でご入庫頂いたら、エンジン始動困難な様子…
もしや、と見るとエンジンの間から炎が見える。
グッと覗き込むと「Oh…..」バックファイアーでインマニのゴムが裂けとるじゃん….
そのままお預かりに。
案件の網を潜り抜け2月23日の発見から御見積が4月5日。翌日着手。同日、完成。
やり出せば早いんですが、そこまでがとても遠い….
これ、トラブルの元 CVキャブレターに変わる前の、エボ時代はゴムのマニホールドに対して、ケーヒンバタフライキャブが装着されてました。
もうね、直しても、またなるのは見えてるから、「CVキャブにしましょう」とご案内。お客様も、何度も、何度も同じ修理はしたくないでしょうし。サイドカーはトライク同様、止まったら困る車両ですからね。
交換で用いるインマニ。ご存知の人にはまじでレアでしょ。
そうして、ずらっと出そろい
スロットルケーブル交換をするため、フェアリングを外し
交換するCVキャブは一度分解し、綺麗にオーバーホール。
お風呂で刺激を(温水の超音波洗浄機)
スロージェット・メインジェット・ニードルを変更。
純正CVキャブをオーバーホールし、チョークマウントはライトサイドチョークマウント。
エアクリーナーはS&Sのステルスを用いたが、同エアクリーナーとライトサイドチョークマウントとの併用は不可としております。この年式までのツアラーは89年以降のタンク形状とも異なり、チョークも普通に付けたらガッツリ干渉するんで、エアクリもチョークも「おりゃおりゃおりゃっ」と処置。ポン付け希望の人は参考になさらないようお願いします。
Sさん、大変お待たせしました。