新商品のご案内 / ショベル用 CVインテークマニホールド 1


新製品として
2021年内に発売を控えているインテークマニホールドです。
 
2021年において
ショベルヘッド専用の新商品を作り出すという狂気。
 
このインテークマニホールドは
1966年〜1984年までのショベルヘッドにCVキャブを取り付ける際に使うことが出来ます。
 

バンドタイプ
 

Oリングタイプ

この、2種類を設定。
(隙間を埋めるものを用いず、完璧な取り付けが行える商品とした)
 
 

AC4C-T6を材料としたアルミ鋳造品
 
フランジ形状ではない形状の特殊性からロストワックス鋳造にて製作することを選定。
 
エンジンとの間に設けられるシール面はガスケットの密着性を考慮しマシニング仕上げ。
 
 

従来は。このようにアダプターを介し、CVキャブを取り付けていました。

この度のマニホールドは、アダプターを必要とせず
 
ダイレクトにマニホールドに対し、キャブが取り付けできます。
 
ダイレクトになると、キャブが、よりエンジン側に取り付けができる。
 

実測で20mm shorterです。
 
不思議なことに、こんな商品が、今まで世に存在していなかったのです。
 
(なぜ、存在していなかったかの理由は、当商品を製作に取り掛かることで理由が分かった次第。)
 
メリットは確実にあり、キャブレターよりもエンジン側でマニホールド長が短いことが、どれほどのものか…特にエンジンからの負圧でバキュームピストンを動かす機構を持つCVキャブにおいて、この事は重要すぎます。
 
そんなこんな、体感も伴いますが、まずは取り付けの具合から。
 
 
 
 

1983年式のFXWG
 

バンドタイプ(通称イカリング)のマニホールドから。一般的には79年〜84年までのショベルヘッド用とされる。
(80年式でOリングタイプのシリンダーヘッドだったりすることも確認されており、一概には言えない)
 

うん。隙間もなく、完璧っ。
 
 
 
 

 

そして、Oリングタイプのマニホールドを。車両は1970年式のFL
 

Oリングタイプのフィッティングの様子を示した動画です(Google Chrome推奨。Safariでは表示されません)
 
ここには、純正マニホールドを用いても隙間が生じてしまい、エンジンの組み立て時には極力隙間が無い位置でシリンダーヘッドを締め付けるのは、あるあるな所作。隙間が無いのは、ガスケットの痛み方が全然違うので、とても大切なことなんです。Oリングタイプも、完璧!でした。
 
 
販売に向けての準備もあり、2021年の12月ごろから発売予定です。
 
マニアック過ぎるものばかり作ってしまい申し訳ありません。
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
posted by M.Yasuura