XLCR乗りの願いを叶えるもの / ツインテック 1005 / フルトラ / 1977MY XLCR


フルトラを組んでいきます
 

元々はDyna-Sが組み込まれてました ガバナーのメンテしてないせいか、赤錆が出てます
 
 
 

Dyna-SからTwintecへ….カムカバー内に収まりました。レブリミットの設定が出来るようになり、吊るしのDyna-Sのままでは出来なかった「エンジンの使用最高回転数」が100回転刻みで設定でき安心要素が増えました。点火装置では「アナログ」では限界があり、今回のTwintec1005のような、デジタルに優位性があるのです。
 
Twintecではまず、パソコンを用いて書き換えることが可能 そして巡行時は・・・加速時は・・・というプログラムが可能となり、瞬時に20°もの点火タイミングの切り替えを行ってしまうプログラムも組め、実行するこちらのTwintec 1005と比較すると、ダイナSやポイント点火では、三拍子に振ればイニシャルタイミング全体を遅くさせ、加速に振るとその反対。その調整はとてもデリケートで、なんと動ける範囲の狭い事か・・お客様の間ではTwintec1005の事を「文明の利器」だと言われていますが。お分かり頂ければ幸いです。
 

Twintec フルトラ化に伴い抵抗入りのスパークプラグに変更 目的はノイズをカットする事👌
 
…. あまり知らずにセミトラでもポイント時のプラグギャップのままで使ってることもありますが…. 広くギャップが取れるので、その結果。ギャップ値=火種の大きさとなり、大きな火種のおかげで濃い混合気でも確実に燃やせる環境となる訳です…プラグギャップ重要!
 
 

イグニッションコイルも3Ωのシングルファイアー仕様に
 

スパークプラグコードも新調ですよ
 

ダイノでイグニッション交換前後の出力測定を行いました
 

それがこちら
Dyna-Sからの交換で明らかに中回転域までのトルクの厚さが増してギアシフトの煩雑さが解消 押し出しもいい感じ!….が、ダイノグラフのグラフの乱れからもtoo Richな訳です A/F取ってないので推測ですがあの乱れ方は10以下、下手したら9~付近かと…Richもtoo Richになると消化不良起こして前進力には繋がらない…弊社としてはCarbをKeihin Butterfly carb から Kehin CV Carbに交換することでご提案してはいますが、なかなか受け入れて頂けない案件…(オリジナルの状態でどうにかしたいなーって意味です)
 
  
ところで、オーナーさん曰く、以前はエンジンが始動し辛かったとか
 
朝1発目の始動に”しくった”らその日のツーリング計画が乱れてしまうほどと
 
Twintecに変えたことで始動性の良さに、とても驚かれてましたよ👌
 
ショベルBigTwinsもそうですが半円球燃焼室を有するビンテージ車両の点火マッピングは特有で….現代のコンパクトな燃焼室でのチューニングに慣れてしまっていたので半円球燃焼室についてのマッピングは、とある機会に欲張って試行錯誤し直していました
 
それは時代の移り変わりでツインカム車両で有するバスタブ形状の燃焼室からミルウォーキー車両で有するペントルーフ形状の燃焼室にツインプラグというものに移り変わった際のインジェクションチューニングの経験が多くあったからこそ、もっと踏み込んでみようとベストなマッピングに近づけたとも言えますが…. 簡単に言えば火炎伝播をイメージするんです…
 
だからツインテックの優位性が光るんです✨
 
 

 

色んな高出力なハーレーも、最新のハーレーも乗ってきて改めてXLCRに乗ると思うのは、数値では表せないプリミティブなライディングフィールが ここにあり…
 
ココロに効くクスリを楽しんで乗るという…. エンジンの出力そのものは知れてる訳ですが、危うさも含め、置き去ってきた心地良さがここにある 
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura