エンジンがおかしな挙動を示してる
2019年モデルで総走行距離4000キロ未満 ミルウォーキー8 114
時折、突然に3000回転までエンジン回転数が跳ね上がる
オーナー自身が危なさを感じているとか
ディーラーさんで診断後、「二次エアの疑いあり」と診断
交換されるマニホールドは同じ樹脂の純正マニホールドでは疑問を拭えず弊社に入庫
まずは確認ですが
疑い….のコメントから、デジテク(デジタル・テクニシャン)ではセンサーの数値を観察する方法ってないのかなと感じた次第
我々、デジテクのことは詳しく知る手立てがないので「結果」でしか察することはできません
まあ、まずは診てみましょうということで診断するも、結果はものの2分かからずに出てしまうことに
日頃から数値化したものとして観察しているチューニング業務を行なってるんでこの手のトラブルには強い
チューニングの際はかなりのボリュームでデータを引き出すことができて、みています
私は相当痛い目に遭ってきているので、引き出しているデータもトラブルを想定した量を引き出しています 皆がみな、私が見ているデータを見てるわけではないし、ロギングを行ってるわけでもない
またはその逆にもっとボリューム多く見ている人もきっといるはずです。
そういう世界です チューニングとは。全てが任意なのです。
確信を得て分解すると、マニホールドがガタガタに動く様子が確認できました
インテークのシール取り付け部、他の正常なミルウォーキー車両から取り外した樹脂マニと明らかに径が異なっていた 抜きテーパーがきついなという具合に
樹脂である以上は整形したものから抜く必要があり、削りのアルミマニホールドのようにきっちり真っ直ぐには出来ません。そのため、型から抜くための抜きテーパーが付けられている。
原因については定かではないが、新車購入時からこの症状が出ていたものではないようです
乗らないけど、エンジンを始動し30分ほどアイドリングをして車両のコンディションを保とうということをしていたとか
これが原因なのかなぁと仰っておられましたが、その程度でマニが変形するとも、ちょっと考えにくい 一応は耐熱素材で作られています
負荷もかけてない状態で例え無風だったとしても30分のアイドリングでエンジン温度が上がっても知れてる温度
とはいえ、乗りもしないのにエンジンを始動さすことは良い行いではない
エンジンをかけたのなら、その時は乗る時
先代の社長がよく言ってた言葉、エンジンかけたら50キロは乗っておいで、と
細かい色々は、この「50キロは乗っておいで」に込められています
HPI / ホースパワーインク製のアルミマニホールドへ静かに交換
シール類は純正をそのまま使うもの それで十分だという認識
エンジン始動直後、エンジン温度40℃以下においてスロットルポジション6%以上なのを確認 この車両の条件では、これが正常値
完成し、試乗