慣らしが終わり(早っ!)
ご要望の通り1000ccを解放することに。チューニング完了しましたよ〜。
本チューニングに取り掛かる前に。エンジンオイルの交換。
ギラってます…ギラギラ。慣らし中のエンジンオイルって、こんな感じ。念のため。プラグホールから覗いて確認しましたが、シリンダーが削れまくったせいではないです。ピストンもシリンダーも綺麗♪
そしてダイノルームへ。
仕上がったダイノグラフがこちら。
そして、以下883と1000の比較です(解放後)
ほほ〜 61キュービックに対して、67馬力に64ftとは!!! いいエンジンに仕上がってます!!
リターダーを70%稼働させ、擬似的に走行抵抗を加えた状態でフルスロットルで時速200キロ位。ストックのインジェクション883では160キロ位です。
これ、今まで触れたことなかったかも。
VEマップ(体積効率マップ)にある充填効率%って、ダイノグラフとリンクしているんです。より多くの空気を取り込んでいる時の、それに対しての出力空燃比はイコール出力に繋がりますので、このVEマップで赤くなっているところは、出力も高く出てくる。
「インジェクションだからなんでも出来るんでしょ?」って考えていた無知な頃も遠い昔にありますが…..(恥)確かになんでも出来るんですが….インジェクション仕様であろうとも。エンジンの仕様、マフラーなどの仕様には左右されてしまうのでキャブ車と同様にもともとの素性が大切デス。
慣らし後の本チューニングで解放してやると無理なく67馬力。ピストンのみの交換で増えた排気量なんて、たかだか100 cc程度なのに12馬力とトルクは2キロアップ…..。ヘッドはストック883ヘッドのままなのに。特別なのは、ピストンだけ。
ダイノグラフもご覧の通りウットリするほど滑らかな曲線で。VEマップも合点のいく綺麗な数字の羅列に纏まるからチューニングもしやすい…通勤にも使える扱いやすさと峠に持ち込んだら無心で楽しめる。
883を、より、キモチ良く・化けさせる為に生まれた、この1000ccボアアップピストンってやつの底力は、そういうモノです♪
心底スポーツスターにどハマりした人なら、1000ccのスポーツスターがピッタリ!