TC88 ウルトラ / FLHTCUiにギアードライブカムの組み込み案件。
チェーンテンショナーシューは3万キロの走行の割に結構減ってる。
タペットは「ノット霜降り」 このまま使う。
フライホイールのRun Out値はギアードライブ許容値。
カムはアンドリュースの21Gカム。
ギアードライブ化に伴いベアリングの交換。
これは取り外したベアリング。このベアリングを見ると、2000年頃にリコールがかかったときの事を思い出す。
フロント側のカムとリア側のカムで、装着されているベアリングが違う。左側の変わった形のベアリングは、リア側に用る。
しかし、初期ツインカムでは、標準的にそうなっていなかった。ベアリングは前後共通だった。
すると、チェーンドライブ仕様特有の負荷にリア側のベアリングが耐えきれず粉々に。って事が、ありましたね。
ギアードライブ仕様では、チェーンドライブ仕様特有の負荷はないので、ベアリングは前後共通。
このまま何も問題無ければ、ダイノでチューニングして終わりだったのだが
リアタイヤのトレッドが剥がれてしまった。低い空気圧の状態で走行していて、タイヤに著しい亀裂が生じていたよう。
気持ちはチューニングのモードなのに、また整備モードに切替。ふう。
リムんとこも綺麗に。結構汚れていた。シール面なのでここが密着しないと空気が漏れてしまう。
D402 MU85B16のワイドホワイトウォールに交換
そういえば、やたら赤いオイルが出ていた…
何これ?
調べてみると、プライマリーオイルが、ステーターコイルの配線部から盛大に漏れている。
そんな事で下回りを覗いていたら、またエラー箇所を見つけてしまう。
エンジンマウントの取り付けの向き、逆です〜…..。
マウントそのものは、対策が施された純正部品を装着までは良いんですが…. (社外の安価なマウントは…ね。)
と言う事で。お客様にその旨お伝えしまして。
マウントの組み替え&パワートレインのアライメント。プライマリーのオイル漏れ修理が追加になりました。
ちなみにダイノグラフです。21カムでインジェクション。
来週あたりに、この続きを行います。