技術(わざ)を伴う仕事とは…


TTSが壊れてしまい….ちょっとした設定の変更が行えなかった こちらの車両は2015年式のCVO
 
左右のファンが作動する温度設定を行い直そうとするも、TTS故障にて出来なかったのです….
 
 
そういう訳でECM(エンジン コントロール モジュール)を新調し、再度チューニングを行うことになった
 
 
 
 
こういうときの私の心境は
 
シンプルに、「5年前の自分と対峙するときだ」と….
 
この度は別段仕様が変わってチューニングし直さないと困ったような内容でもない
 
ECMまで新調し、そこから新規でチューニングです 
 
それなりに費用もかかる話
 
本来やりたかった事と「チューニングをやり直して良かった」と体感もして頂きたい….
 
 
データチューニングなんて、姿、形で、分かるもんじゃない
 
故に、音とか、走りなどの「体感」では正直に判る 違いが…
 
前回から5年以上の月日というのは、その間絶えずチューニング方法を少しづつ変えてきた日々の積み重ねがあり、今の完璧な手法に至る
 
 
チューニング後、「走りはグンと違うモノになった」とコメント頂きました👌
 
 
 

本日の当日チューニング 2014年のXL1200X
 
ずっと、昨日より今日が良い、と繰り返してきております
 
インジェクションが優れてるから簡単だろうかとか 思われるかもですが
 
10年かけてここに辿り着いてるとお伝えすると奥深さが伝わるでしょうか…..
 
その間積み重ねた歳月は正直で、ワザというのは最新が最良という…
 
最近の私のチューニング、オートチューン機能は一切使わず手打ちオンリーで爆速だと言われますが、手抜きではありません
 
一つのことをずーっと追求した結果が、そうなっただけで….
 
 
簡単そうに見えて 非常に奥が深いし ダイノで回す際に得られる測定方法一つで、まるで違うものになる…
 
 
そんなことを思い、ふと振り返る
 
純正コンピューターの書き換えってトータル何台目だろうかと
 
 
つまらないことを思ってしまうこともあるけど
 
仮にこれが1000台目だろうか、一台目だろうが
  
いつの時もお客様にとっては、一台目であり、それが最初で最後かもしれない
 
 
 
チューニング、初めて10年は余裕で経ってますが、いまだにこんな気持ちです
 
 
 
今日のXL1200Xのチューニング、かなりいい感じで決まりました
 
帰り際、お客様と少しお話ししました
 
「ハーレーでのチューニングって初めてですか?」 と
 
はい、と
 
チューニングする上で、昔も今も重視してるのは
 
“ハーレー買って良かった”と思って頂けるように努めてきた
 
「ハーレー、楽しんでください」とお伝えしました
 
 
何年か先は、今を振り返り「まだまだだったな」と思うことがあるかもしれない
 
技術(わざ)を伴う仕事は…そうであるもので そうであって欲しいですね 
 
そのときの最高、の積み重ねでしか、成長はないのですから….。
 
 
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posted by M.Yasuura