FXDLSをチューニング / 2016MY FXDLS

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突然ご来店頂くと対応が十分に行えない為、事前の来店予約を、必ず、お願い致します
 
 

チューニングとカム交換で当初は承っておりました案件ですが
 
持ち込まれた時のセットアップを私が確認し、当初のカム交換を止めました
 
このエギゾーストと、これから組もうとしてるT-man 555TQでは確実にトルクの凹みが出来てしまいます
 
ユーザーが求めてる姿とは明らかに異なる姿に仕上がってしまう
 
やらないと判らない事もあれば、結果が分かってるから先にお伝えしたい事もある
 
今回は、絶対にやめた方がいい、そうお伝えしました

 
 
 
 
SE110 / ワンテンのエンジンはそもそもが低回転から強烈にトルクの出るSE-255というカムが入っている上
 
SE110エンジンは標準の圧縮比が低い事で、カムの選択肢が難しい
 
カムの選択肢を豊富にするには、圧縮比が低いと色々と困ります ←これ重要
 
その為、T-man 555TQ(TQ=トルクスター)が存在します
 
これはSE110でのカム交換の諸事情を解決する目的で作られたカムだと認識しております
 
が、それでもSE110でのセットアップ次第では、555TQの選択すら怪しい
 
カムを変える=いい具合になる、は不正解
 
カムとはエンジンの出力特性を大きく左右するもの
 
いい事にもなれば、選択を誤ると全然だめって事には簡単になる….
 
カムの選択、慎重になるのは、この為
 
https://www.45degree.net/blog/?p=24859
こちらの記事も参考になさってください 
 
 

カム交換は無しで、ツルッとチューニングをしますが、クラッチが滑ってるとの事前申告
 
確かに滑ってました
 

ダイノから下ろしてクラッチプレートの交換
 

エキストラプレートに致しました 
 
 

これは少し別件ですが、元々はFP3が付いてるのを確認 
 
そういえば、FP3での、あれ、どうなっただろうと思い、見てみました
 

↑Google Chrome推奨
 
解決できてないじゃん。汗
 
通常、そのデバイスでリフラッシュを行えばAFV値(Air-Fuel-Value / 補正値)はリセットされるのが普通で、バンス側のコメントではそのようになっている、というのだけど、いや、なってないでしょ リセットしてよ、とリクエストしていたのに、まだなってないじゃん、という落胆 もう何年も前のことだから….
 
リクエスト通ってるのかな、とか思ってたが、通るどころか、この重要性が判ってないと察する他無い
 

指差してるラムダ値は、クローズドループではないのが確認できます ラムダ 0.958は空燃比に直すと14.0:1あたりにいます クローズドループの領域には設定されてません
 

これ、最大の問題。 何が問題って、クローズドループの領域で囲んでないのに、なぜか補正値が乗ってしまっている 
 
基本はリフラッシュする度にAFVはリセットされ、FP3でもそれがリセットされる仕様が正しいですが、されない
 
リセットされないのに、オートチューンを推奨するという矛盾から、そりゃ、調子悪くなるよ、という納得のループ
 
弊社でFP3のチューニングを行う場合は、別の手段でAFVのリセットを行い、取り掛かります どこでも持ってる設備ではないもの
 
もうちょっと真面目に商品開発しないと、FP3という商品を通して、お客さん裏切り続けてる事になる 
 
 

これはつい先日のことで、他の車両でのこと(2014年FXSBSE)
 
リフラッシュが出来ないというトラブルがあった
 
久々にFP3接続しBluetoothで繋げると強制的に始まるアップデートがあるんですが、それが終わる直前にでた、このエラー。
 
全然リフラッシュできないし、純正データにすら戻せない….
 

ECUのデータをアップロードすると諸々が整って状態の改善になるトリガーになった
 
これ、でも一回じゃ出来なくて、何回も何回も失敗して、上手くいきました
 
FP3の問題はお腹いっぱいです いい話が聞きたい
 
 
今回はFP3を外してディレクトリンクでチューニングしましたので、諸々はバッチリです✨
 
チューニングを終え、試乗し、カムを変えずにチューニングして良かったな、そう改めて思いました。
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
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posted by M.Yasuura