FXLRSTをチューニング前に見るこの不思議なダイノグラフは?


2021年以降の車両で見かけることの多い、このチューニング前のグラフ(青の太実線)
 

この赤い太実線も、実は同じチューニング前の車両から得られたダイノグラフ。
 
とても同じ車両から得られたグラフには思えない比較だが、本当にチューニング前の同一車両から得られたもの。これ、どういった状態で得られるものかというと、理由は明確。ある条件が重なったときに起こるメーカー標準仕様のギミック。
 
 
 

このグラフが全てを物語ってます。
それぞれ測定開始は4速ギアで1500回転、そして50キロ付近。
これがそのある条件が重なったときに起こるメーカー標準仕様のギミックに重なる。
 
青いグラフは4速ギアで1500回転、そして50キロ付近で急激にスロットルをワイドオープンスロットル(80%以上または85%以上)にしたもの。
 
赤いグラフは4速ギアで1500回転、そして50キロ付近でスロットルを急激に開けずに、ハーフスロットルくらいにし、その後まもなくスロットルの全開操作を行なったもの。
 
赤いグラフの方が控えめに開けているにも関わらず出力の方は上回っています
 
これには加速騒音規制というものが関係あり、ハーレーの場合は2010年以降の車両から。WMTC3-2の場合は4速ギア固定で速度50キロにした状態で急激にスロットルを全開(WOT)にした時の騒音が82dB以下という決まりがありました。
 
この、速度と、ギアの条件で、急激なスロットル操作があった場合において、メーカーは対応を行なってる訳です。具体的にはスロットルバルブを開けない、そして、点火タイミングを進角させない。そうすることでエンジンが元気よく回らないようにし、騒音値を下げるのです。
 
点火タイミングを進角させない方が騒音には効きますが、この度意図的にそのモードを呼び出して測定した数値を見て、新しい規制は点火タイミングを-4°まで遅らせないのね、とも思った次第。
 
このように、メーカーのギミックは引き出すことは可能で、体感的には「ん?やけに遅いな」という具合に。
 
試すにしても安全な場所でよろしくです。
 
ジキル&ハイドにおいて、ある領域で排気音が静かになる、というのも同様の理由です。あの排気バルブが常に全開状態では規制値はクリアできないので、自動で開閉を行うギミックが備わる。自動で動くのなら、それがズルいように見えても問題はなしとされています。
 
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電話ではすぐに対応できないことが多いので電子的なやり取りでお願いしますね
 
Posted by M.Yasuura