使えば・・・走れば・・・もチョット、こうならないかなと考えますよね・・・。
アイドリングの音はいいのだけど、加速の音が・・・ってよくある事です。
　

マフラーの径、形、音に納得！の上で
次のマフラーはS&Sのテーパードマフラーです。（クワイエットタイプ）
　
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アイドリング音はハッキリしていて、でも加速時はそのままの音程、張り裂けない音程、以前より抑えられた音圧。
　

左右２本出しの革サドルバッグ付きヘリテイジに、マフラーのサイズがキマってます。
　
　
　
　

そして、チューニングです。
前回のチューニング時に使用したTTSマスターチューンを使い、チューニングを行います。
　
　
　
と、その前に。気になる事が一点。
　
　
以前のマフラーで、お作りしたチューニング内容のまま、測ってみようかと。
　
　
（弊社では一台一台ダイノを用いてチューニングし、データーをお作りするのを基本スタンスとしております）
　
　
　

これが、その、以前のマフラーで、お作りしたチューニング内容のまま、測ってみたダイノデーターです。
　
　
赤丸で囲った所に注目して頂きたくて囲いましたが、これ見よとばかしになってしまいました（笑）
　
　
上のグラフは馬力(PS)とトルク(kg-M)のロールオンテスト時のパワーカーブ。
下のグラフは空気とガソリンの比率　即ち「空燃比（Air/Fuel ratio）」をグラフ化しています。
　
いつもはギュッと縮小した状態で載せたり、していますが、大きく載せてみた図となります。
　
これ、本来の設定であれば、赤い点線のところに、空燃比（Air/Fuel ratio）を設定していたのですが、それから大幅に変わっているのが解ります。2,250回転付近は、本来12.5と設定しているに関わらず15.4という値になっているので、相当狂ってますが、逆にチューニング出来上がるといい感じに仕上がる予感を感じさせる値でもあります。ところが、このグラフのような曲線は高価で精密に測れるワイドバンドO2センサーと測定器がなければ8000メーター級の山があるようなカーブにはなりません。
　

＜例＞※最高に狂いまくったインジェクション車を測った時の空燃比（Air/Fuel ratio）です　こちらは日本海溝のようなカーブとなりました。
　
　

　
　
　
そして、ダイノでのチューニング前後　ロールテストでの比較はこちら。
　
　

チューニング前　68馬力　11.91kg-M
チューニング後　71.9馬力　12.48kg-M
エンジンはS&Sのカムシャフト　エアクリーナーもS&SのAir Stream　マフラーもS&Sのテーパードマフラーです。
　
馬力のピークパワー自体は、チューニング済みの96キュービックエンジンと同等クラスですが、トルクは2750回転付近でピークが来ているのでいい感じに仕上がりました。以前のマフラーではピークトルク値はもう500回転ほど高かったので、このたびのマフラー清音による効果で、常用域に豊かなトルク配分が出来た仕様に振れたかと思います。おまけにトルクのピークがくる辺りは、排気音がやや弾けて、トルクに乗せてグイグイ加速♪
　
しかし、この3,000回転までのトルクの豊かさはカム交換ならでは、ですね。普通のTC96エンジンではトルクは10キロそこそこなので、相当な変化ですから、重たいハーレーには特に効果テキメン。重たいハーレー・・・・そうですねえ。例えばFLHTCUとかFLTRとか、ですかね。結構走りやすくなるかと思います。
　
トルク自体はそこまで変わらなくても、フィーリングが弾けるような感触になるカムもありますし、アイドリング音もパワフルになるのもありますし、色々あります。
　
せっかくハーレー乗ってるのだから、外装も自分好みに仕上げてかっこよく、エンジン（中身）も、自分好みに仕上げ、走っても気持ちよく、止まって見ていてもカッコよく・・・というのが、出来るのもハーレー特有の楽しみ方。
　
エンジンを弄るという事にネガティブな空気感が漂ってはいますが・・・一通りの事を、ちゃんとやれば大丈夫です。
　
気になっている人は、是非、一度、お尋ね下さい。