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Posted by M.Yasuura

FLST用 ロアーフェアリング(仮名)


突然ですが。
ツーリングモデル(FLHTCU)などでは標準装備な「ロアーフェアリング」ですが、これをヘリテイジにも付けよう!!
もちろん、ウルトラ用がポンと付くわけありませんよ!
という事で、イチから作ってます。
まだデザインで変更点がありますが、風防としての効果は良い感じ。
ちなみに、このロアーフェアリング(仮名)は、製品化を目指しています。FRPで型を起こし、直接見える表も、少し見え難い裏面も、どちらを見てもらっても納得の、とても綺麗なフェアリングになります。

↑画像のヘリテイジ標準装備エンジンガード用

↑レトロで丸っこいエンジンガード用
2種類を考えております。ご期待ください。

峠インプレッション

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ショップから15kmほど離れた所に、良い感じの峠があります。
40km〜60kmほどで曲がっていける低速コーナーが連続し、この峠でサスのセッティングを確認したりしています。
往復5km、往路・上り、復路・下り・・・な峠で、休憩を挟まず、連続で3往復ほど繰り返すと、大抵、3往復目の下りでブレーキに変化が現れます。
リア側ブレーキの効きが急に強くなり、同時に悲鳴をあげ始め、通常時なら「チョイとブレーキを効かせる感覚」でも、リアタイヤが軽くスライドし始めるほど効きに変化が現れます。それが純正パッドのとき。
今回、峠で確認してみました。マイ的インプレ。
下り。まずストレートでスピードに乗り、そこからのブレーキングでは、「どれだけフロントを沈ませる」が、”ブレーキで狙ったフロントフォークの縮み量”を右手でコントロールし易くなっている。
フロントを効かせると大きな巨人にスピードを殺される感触にも似て、ダラダラと効かせる事も出来るが、ビシッとも効く事で的確にコーナーを詰めれる。ブレーキを効かせるor効かせないの「ON・OFFスイッチ」もハッキリし、止まるだけじゃなく「曲がるブレーキ」としても十分楽しめる。
唐突に効きが強くならないのでタイヤがロックする寸前の「これ以上はダメ」も掴み易い。
そして3往復目の下りでも、フロントはもちろんの事、リアブレーキも安定していました。唯一、心残りなのはプアなリアサスな位。早くキャディーズに換えたい。
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普段から峠で遊んでる訳ではないのでテスト時のみですが、今回のスポーツスター用27Rブレーキパッドは「日常のストリート要素はもちろんの事、そういうスポーツ要素な一面もあるよ」的に見ていただければOKな記事でした。

27R ナチュラルブレーキパッド ver2

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ご・ごめんなさい!
27R、在庫全くございません!!汗汗汗
自社製品なのに在庫がないとは情けない事になってしまいました。
本当にごめんなさい。
いきなり残念なお知らせとなってしまいました・・・が!
タイトルには「ver2」とあります。
そうです。次のパッドが出来そうなのです。
長らくお待たせいたしました。

続きを読む 27R ナチュラルブレーキパッド ver2

なんでもキャブ

最近暖かくなってきて冬眠から覚めたエヴォのトラブルが続出しています。
以下、すべてキャブが問題と思われていて、実は違った事例です。
 
 
 
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キャブからバスバス・エンジンがブルブルと止まり、症状が出たりでなかったり。プラグも微妙に黒かったり。渋滞にハマると調子が悪かったり。
直感で「キャブじゃない。すぐの事にはならない」と察知してお預かり。
 
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配線です。30Aのメインブレーカーです。
 
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ブレーカーのコッパースタッド側ナットが緩みかけ、接点が微妙に触れている所にスパークした後が・・・ブレーカーも逝きかけてる。
 
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こちらも当初はキャブと思われていた。
急に走行不可になるエヴォ。プラグも真っ黒。お話を伺う限りではイマイチぴんとこなかったが、試乗して症状を出して判明。「これ、イグニッションだわ」
 
 

なにか、調子が悪い場合は、それが出る時の症状を事細かに知らせていただけると助かります。例えば、エンジンが止まってしまうにしても、徐々にブスブス言い始めてとまるのか、急にイグニッションキーをオフにした様に止まってしまうとか、「止まる」一つ取っても止まり方は、種類があります。
 
タイミング悪く、キャブを触った直後に他のトラブルが出ると「キャブが悪い」。これは言われても仕方がない。タイミングが悪すぎます。
 
バックファイアーが出ると、アレ?と思ってしまい、プラグが失火、カブっている、そしてエンジンが吹けない、ガスが薄い気がする、セッティングが悪い、などと無茶苦茶な言われをされることもありますが、キャブを見てみると「調子良いじゃん?」
 
トラブルのプロセスを辿ると、他の調子の悪さが絡んでいることが本当に多い。鼻からキャブだと疑ってかかると、判る事も判らずじまい。なんでもキャブではないのですよ。トラブルの勘所は冷静に見なければ解りません。
 
気をつけましょう。
 
TC88や最近のバイクの事しか知らない人に相談すると事態を余計に悪化させてしまう恐れもあります。エヴォはエヴォの頃に頻発した「トラブルを知っている経験者」に相談するのがBESTです。
TCでは考えられない問題が起こるのもエヴォ、TCでは味わえないフィーリングがあるのもエヴォです。↑2台の事ではありませんが、バイクの調子を伺う事すら出来ないカッコ悪い人はエヴォすら扱う事もできなくなっています。何がどう悪いのか解らない人には、何がどう良いのか、エヴォがどう楽しいのかも解らないのかもしれません。
 
悲しいです。鈍感な人は新車に乗りましょう。
 
最近、エヴォの、燃料コック不良、バッテリーケーブル不良、イグニッション不良が目立ちます。すべて「新車の頃から使っている純正」が壊れてしまいました。そろそろ交換時期なのかもしれませんね。すぐに対応できるようにしてあります。
不良品の純正負圧燃料コックは捨てて、溶けたイグニッションはダイナSかISTに交換し、カシメ不良やハンダでガチガチに固められて折れやすいバッテリーケーブルは捨てる。調子の良いエヴォにしましょう。
 
やっただけ、応えてくれるのがエヴォの楽しい所でもあります。