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ミシュラン コマンダー3 150/80-16でハマった時に見る動画


ミシュランコマンダー3 の150/80B16のタイヤで、空気入れようとしたときに、うまく行かない! 
 
そんなときに見て欲しい動画です…..
 
バズーカを使ってもダメ、高圧のコンプレッサーでもダメ、輪っかだけでもダメ….
 
色々、やり尽くして、この方法
 
いつも通りの時間内で組みたい人は必見です!
 

緩み留めのひと工夫 / ノルトロックワッシャー


74スプリンガー系のカスタムで用いるトップティーですが、これ、順序よく組み付けできるPartsではないんです。カッコはいいけど、地味にクセモン。
 
普通はですね、トップティーをスプリンガーフォークへ組み付け、その次にセンターナットを締め付け、次にライザーボルトを下部から通して、ライザーを固定。こういう、行儀正しい順序となるのですが、さすがカスタムパーツ。こうはいかない。汗
 
トップティー組み付け事に、ライザーボルトを同時にトップティーに通しておき、その状態でトップティーをスプリンガーフォークへ組み付け、先にセンターのナットを締め付ける。その次にライザーを締め付ける、という順序を取るしか方法がない。その理由は、センターのナットが、ライザーに近過ぎす為、工具が入らない。
 
そんでもって、一番厄介なのが、このトップティーに固定したライザーのボルトが、めちゃ緩みやすい(苦笑)
 
めちゃくちゃ、締め付けにくいロケーションでもあるし、緩み防止の仕組みが、パーツそのものに備わっていない。(これは話がややこいので、ここでは割愛!)
 
そこで直ぐに登場する、ロックタイト(液体緩み留め剤)
 
これ、ここで用いると、外さなきゃいけない時に、120%の地獄を見ます(大汗)
 
ロックタイト、適材適所。出来るだけ使いたくはない。(と考えてます)
 
工具はアクセスしにくいところだと、トルクもかけられない。そのくせ、終始、強固に取れない。塗装物だから熱はかけたくない、モンキーで掴んで傷も付けたくない。
 
いきはよいよい..ってやつ。
 
外すときのこと(整備性)を考慮したならば。やってられるか〜となる。
 
 

 

そこで用いたのが、このノルトロックワッシャー。
 
こいつは、正しく機能する環境が整うと、緩みを生じさす振動が加わっても軸力をしっかり維持し、ではいざ、緩めるときは締め付けるときのトルク以上が必要というもの。
 
Youtubeで詳しい動画載ってるんで、そこでご覧頂いた方が正確です。
 
正しく機能する環境とは、このノルトロックワッシャーより相手が硬い母材だと噛み込まないという点を理解すれば容易。母材に噛み込むことで正しく機能するから、なんでもオールマイティーに行ける緩み留めではない。
 
 

緩み留めにしたいのに、相反するモリブデン系の潤滑剤を用いてしっかり締め付けできるようにする。
 
ノルトロックワッシャーを用いて優れてるのは、さーっとネジを回して、肝心なとこだけ、カチッと止まる。
 
緩めるときは、グッと硬いが、それを超えると、さーっと取り外しができる。それが、繰り返し使える。
 
 
ショベル系などにおいては、箇所によっては緩みやすい部品が確かに存在し、それは緩み防止の仕組みが、パーツそのものに備わっていないのが大きく影響しております。
 
そういった箇所に、要するに痒いところにですね、弊社では用いてきました。緩んで、脱落しました、というのは一件も報告無しという優秀性。
 
このノルトロックワッシャー、火力発電所でも、使われてるとか。
(そこへご勤務のお客様が、普段から使ってるものがここで出てきて驚いたと仰ってました事でわかりました)
 
ケミカルの正しい利用と、ネジの管理「スレッドコントロール」はプロの秘訣。
 
ネジの緩み一つとっても、奥深く、ネジの一本と向き合う姿勢は大切ですね。
 
そういったもので、車両は構成されているのですから。
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
posted by M.Yasuura
 
 
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慣らし温度を考察 / 08y XL883L / 1000cc

クラブハーレー200号に掲載!見てね。


 
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Title
慣らし温度を考察 / 08y XL883L / 1000cc
 
 

話が前後しちゃいますが!
1000ccボアアップと、車検、その他いろいろ! ご依頼頂きました。
 
2008年モデルの、XL883L / インジェクション です。
 
 
そのボアアップを済ませまして!現在はボアアップの改造申請の段取り。運輸支局から申請書類を待っておりまして。公道は走れません。
 
 
1000ccボアアップに伴い、チューニングもあることから!慣らし運転は進めなきゃ、って事で、ダイノルームで行っており。車両を常時、パソコンに接続し、管理下に置いて、慣らしを行う事ができます。
 
 
ついでなんで、ちょっとした、実験を!
 
 
純正状態のまま、
慣らし運転を行うことに対して。
 
不安に感じている
お客様がいらっしゃる事から、
この実験をする運びとなりました。 続きを読む 慣らし温度を考察 / 08y XL883L / 1000cc

電子スロットルの違和感は解消できる!


ちょっと前にソフテイルモデルをチューニングする機会があった。

現行モデルらしく、最新の装備。
その一つに、電子スロットル制御があります。

2016年からの、ソフテイルは全て電子スロットル化されました。

 
以前のモデルのように、ケーブルで、スロットルバルブを直接操作しないのが特徴。 続きを読む 電子スロットルの違和感は解消できる!

なんでもキャブ

最近暖かくなってきて冬眠から覚めたエヴォのトラブルが続出しています。
以下、すべてキャブが問題と思われていて、実は違った事例です。
 
 
 
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キャブからバスバス・エンジンがブルブルと止まり、症状が出たりでなかったり。プラグも微妙に黒かったり。渋滞にハマると調子が悪かったり。
直感で「キャブじゃない。すぐの事にはならない」と察知してお預かり。
 
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配線です。30Aのメインブレーカーです。
 
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ブレーカーのコッパースタッド側ナットが緩みかけ、接点が微妙に触れている所にスパークした後が・・・ブレーカーも逝きかけてる。
 
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こちらも当初はキャブと思われていた。
急に走行不可になるエヴォ。プラグも真っ黒。お話を伺う限りではイマイチぴんとこなかったが、試乗して症状を出して判明。「これ、イグニッションだわ」
 
 

なにか、調子が悪い場合は、それが出る時の症状を事細かに知らせていただけると助かります。例えば、エンジンが止まってしまうにしても、徐々にブスブス言い始めてとまるのか、急にイグニッションキーをオフにした様に止まってしまうとか、「止まる」一つ取っても止まり方は、種類があります。
 
タイミング悪く、キャブを触った直後に他のトラブルが出ると「キャブが悪い」。これは言われても仕方がない。タイミングが悪すぎます。
 
バックファイアーが出ると、アレ?と思ってしまい、プラグが失火、カブっている、そしてエンジンが吹けない、ガスが薄い気がする、セッティングが悪い、などと無茶苦茶な言われをされることもありますが、キャブを見てみると「調子良いじゃん?」
 
トラブルのプロセスを辿ると、他の調子の悪さが絡んでいることが本当に多い。鼻からキャブだと疑ってかかると、判る事も判らずじまい。なんでもキャブではないのですよ。トラブルの勘所は冷静に見なければ解りません。
 
気をつけましょう。
 
TC88や最近のバイクの事しか知らない人に相談すると事態を余計に悪化させてしまう恐れもあります。エヴォはエヴォの頃に頻発した「トラブルを知っている経験者」に相談するのがBESTです。
TCでは考えられない問題が起こるのもエヴォ、TCでは味わえないフィーリングがあるのもエヴォです。↑2台の事ではありませんが、バイクの調子を伺う事すら出来ないカッコ悪い人はエヴォすら扱う事もできなくなっています。何がどう悪いのか解らない人には、何がどう良いのか、エヴォがどう楽しいのかも解らないのかもしれません。
 
悲しいです。鈍感な人は新車に乗りましょう。
 
最近、エヴォの、燃料コック不良、バッテリーケーブル不良、イグニッション不良が目立ちます。すべて「新車の頃から使っている純正」が壊れてしまいました。そろそろ交換時期なのかもしれませんね。すぐに対応できるようにしてあります。
不良品の純正負圧燃料コックは捨てて、溶けたイグニッションはダイナSかISTに交換し、カシメ不良やハンダでガチガチに固められて折れやすいバッテリーケーブルは捨てる。調子の良いエヴォにしましょう。
 
やっただけ、応えてくれるのがエヴォの楽しい所でもあります。