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Posted by M.Yasuura

サドルシートキットをつくるのだ。

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ボルトオン。
なんだか、こう聞くと安心する反面
本当に大丈夫なの的な疑問もこみ上げてきますね。
市販で手に入る物の中でボルトオン出来ない物は、実はそう多くもありません。しかし、その為には試行錯誤の中で”加工”の一手間があることは事実。
それは45でも取り扱いのあるシートマウントキットも同じです。
マウントキット自体は確りしている物ですが、実際の所、シートによってはボルトの位置も違うなど、一概に工具をそろえて、さぁ!という具合にはいきません。
「汎と汎」を組み合わせるとなると、
先に述べたような “アメリカンなボルトオン” になってしまう。
ヴィンテージシートを、
なるべく簡単に付けられるようにしたい・・・っ!!
休日の(お父さんの)楽しみを増やしたい!
・・・という事で。
ほぼ出来上がっております。(実は。)
やってみると、これがまた
「設計図を描いてドーンと大量オーダーする」とか出来ない。
個々で小さなズレが、取り付けたときにとんでもない形に付いたり、適当に穴径大きめにしたステーを作れば此方が思うような納得のキットにもならず。
実に細かい所の微調整で全体のズレを良い具合にしていくという感じで、始めてみて「これをキット化するなんてチょっと無謀だったかな」と感じもしましたが、なんとかなるものです。職人が居なければこんな微妙なキット化はできません。
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シートマウントと、そのマウントにつくシート用の専用ステー・・
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フレーム(バッテリー)カバーは黒とアイボリーから選択できる
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フレーム(バッテリー)カバーは、前一点を、シートマウントキットへネジ穴を作り、そこへボルト留め、後ろ2点はタイラップでは味気ないので、革紐でロープ結びで止めることで、使う人それぞれの個性をここでも出す事ができるようにしました。
という感じの全体の構成です。車体側への加工も、シートマウント側への加工も、必要ないようにしてあります。
それぞれのシートマウント/シートの、個体にある微々たる違いは並べてみて誰でも判る物ではなく、間違いがあってはならないので、それぞれにシリアルナンバーを設ける事で解決しました。
もちろん、シリアルナンバーは見えない所に打ちますので、ヴィンテージシートのディテールを損ないません。
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何時ウェブに上げられるか判らないので、簡単に明記しますが・・・
車種・年式は
2000年〜2007年モデル用
キャブ車・インジェクション車、共に共通。
FLST / FLSTC / FLSTN / FLSTS / FLSTF
FXST/ FXSTS
・・・などなど。
基本的にソフテイル系に取り付け可能ですが、但し純正でリアタイヤサイズが130〜150までのモデルに限ります。デュースや06年以降のFXST/FXSTB/FLSTF、などには取り付けできません。
取り付けできない車種については、当キットのみの事で、西部機材さんのシートマウント自体の取り付け不可年式ではありません。
シートはコービン製の本皮シート
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デラックスソロシート ブラウン(飾りのある方です)
OEM # 3181-39B
ソロ W/GRND EDG ブラウン(飾りの無いスッキリしたプレーンタイプ)
OEM # 3181-25
この2シートは、即キット化できます。
興味のある人はお問い合わせください。
但し、拘る人しかお求めにならないでください。
(キット販売のみとさせて頂きます。補修以外のバラ売りは一切致しません)

変わるもの、変わらないもの

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初代ウルトラクラシック。
この一台とは、かれこれ10年以上ものお付き合い。
それこそ私がトンでもないガキんちょの頃からです。
当時のチーフメカの下で足手まといになりながらも
「このおじさんのバイク、おじさんが来る前はピカピカにするぞ・・・!」といき込み、氏はまるで自分の子供と同じ様にとても誉めてくれる。
当時はそれがとても嬉しく、楽しみであった若き日の淡い思ひ出。
幾度とないトラブルに見舞われながら
当時のエンジン塗装は割れやすく、補修しながらも、何度倒れてもオーバーホールを乗り越え、起き上がり走ってきた。
しかしオーナー自身は
倒れたまま、再び走り出す事はなかった。
・・・・
今ではこのウルトラの全整備を任され
オーナー自身の2代目に可愛がられている。
前オーナーの想いと共に走り続けている。
一台を・一台と形を変えながらも長く付き合う。
ハーレーは親子3代で楽しめる唯一のモーターサイクルと言われる。
そして今日、ハーレー自身、変化を続けている。
変わるものと、変わらないものがある。
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長く居ると様々なドラマに出会うものです。
pormin

<いまさら^^;>レーステック・ゴールドバルブ

レーステック・ゴールドバルブの質問が絶えない。。
大体、組み込み後のメンテが中心です。

1:オイルは8,000kmごとの交換が望ましい。(性能維持の意味で)
2:オイル交換はフォークを取り外して行います。
3:オイルレベルゲージで油面調整が必要。(デリケートなので)
4:一般整備の出来るショップ様でもメンテナンスは可能です。

 

という事で、フォークを外さず下のドレンからズバッと抜いて上から入れたのでは

「ブッブー」

というかですね、オイルダンパー部分のエアが抜けないのでキチンとしたければどんなフォークでも取り外してエア抜きも含めてオイル交換をするのが”ベター”ではありますけどね。

 

一番多いのは
「純正より良くなるって、どう良くなるんですか?」
・・という感じで、現行のスポーツスターに乗る人からが多い。

いまの状態が、「如何に動きが悪いのか」を比較できなきゃイケナイ訳ですが、「そこまで注意して見たこともねーよ」と言われれば確かにそうでございます。動きを目視で「アレがこーだソレがこーだ」とワタシに言うと「俺と同じヘンタイ的目線を持ってるなァ」と思い、ニュアンス党へ勧誘するかもしれないので要注意です。

聞くより、見てもらうほうが絶対解り易いですね〜。