96年式のFXD・・パッと見、スポーツスターみたいに見えるカスタムを施したのが2014年の一大イベントでしたね。そして、2014年、最後の締めに「シャケーン」です。
この度、2次ドライブのチェーン駆動を、ベルト駆動に変更を提案し、ベルトに交換となりました。
もともとがベルト駆動なのに、なぜ?チェーン化されているのかと言いますと。
この当時は、迫力のリアビューを手にいれるカスタムを施す為に150サイズのタイアを履かせると、大きくなったタイアがベルトに干渉してしまう事から、ベルトを小さくするか、チェーン駆動に変更するか、どちらかは必要でした。
このFXDは価格の点でチェーン化で干渉の問題をクリアしていましたが、ここで課題がひとつ。
チェーンにすると定期的なメンテナンスが必要になってきます。シールチェーンを用いればスパンは伸ばせますが、それでも推奨500キロ走行毎。
ズボラにしているとチェーンの固着などを引き起こすので、定期的なメンテナンスをみなさまにはお願いしております。
その目で、パッとこのFXDを見ますと・・あら。チェーンのメンテしてないカモ?聞くと、やっぱりしていない。
ん〜。
「この際なので、ベルト化しません?」
「そうだねぇ。しよっか。」という流れ。
ベルトは、チェーンと比較するとメンテナンスを省略化できるメリットがあります。無給油でOKなので油が飛び散ってバイクや、ライダーが汚れることもない。チェーンがスプロケットにコトコトと噛み込む音が、ベルトになると、しなくなるので、メカノイズも低減。ベルトは、チェーンよりも強いテンションで張っているため、市街地走行でのギクシャク感も少ないのですが、ハーレーってエヴォ以降が標準でベルト駆動なのでこのメリットはチェーンに変えて、初めて気付きます。
チェーン化を検討されている人は、この辺りも考察することも大切ですよ。ちなみに。これは合法化のオハナシで、案外知らない人が多いそうなので、いちおう。
近年、車検制度がちゃんと機能してきたけぇ、チェーン化した場合、改造申請を確実に行っておくと、車検時に困らんよ。面倒だろうけど、ちゃんとやっとき。レース車両は必要ないけぇね(-_^)
このエヴォはエンジンの腰上オーバーホールとキャブチューニング・カムシャフト交換を約6年ほど前に当店にて施した車輌です。
普段は市街地をユルリと走られているそうで、最近調子が悪そうではありました。
点滴すると、まあ〜・・・真っ黒い排気ガスが出た出た。。。シャーシダイナモルームで歴代2番目の勢いかも。
その結果が10馬力の回復!!!
10馬力の回復は点滴で回復した中で、歴代ナンバーワンです。一気に調子が良くなって、改めて「復活の点滴」を実感しました。
エンジン内には、分厚いカーボンが、幾多にも層になり重なっており、点滴終了後にはかなり薄くなっていましたが、まだカーボンが残っております。
フューエルワンで追加クリーニングのオーダーも頂いていた事で、追ってのクリーニングに期待と同時に冬眠させるバイクにも有効なフューエルワン。冬眠の際は、ハイオクガソリン満タンと、フューエルワン、おすすめです。ありがとうございます。