販売車両 / 整備・カスタム / 89y FLHTCU(2)

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引き続き、店頭に出るまえのウルトラの整備・カスタム。
こちらのウルトラですが、実は取扱説明書がありまして。

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いやあ、歴史、ですね。まだハーレージャパンが出来る前の頃ですもん。
 
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こちらの89年ウルトラには、とても貴重な取扱説明書が付属します。
 
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キャブレター本体と、キャブレター周りのリビルド。インテークマニホールドのシールも、以前交換していましたがこの度交換してリセット。2次エア吸ってたら全然ダメですからねえ。
 
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燃料ホースも交換。コルゲートチューブから、耐熱1100℃の本気のファイアースリーブへ。S&Sのキャブ付けたら燃料ホースの耐熱対策はキッチリしておかないとね。
 
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プライマリーを全分解。
 
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オイルが各所漏れておりましたので。
 
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ばしばし、シール交換。エヴォのツアラーも、いくら高年式と言え20年選手。これらのシール類は変えておきたいところですな。その変え方も、ちょいと一工夫した。
 
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ついでに、できる限りの部品をアップデート。そうすると故障するリスクの少ない部品が使えるようになる。アップデートには純正部品を流用。その当時は正解が見えなかった事でも、今から昔を見ると正解がわかるように、その当時の部品を当たり前に使うよりも、良いのは明らか。もしもの、トラブル、この先あるかも??の際に部品も入手しやすくなっている。
 
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ドライブベルトも、交換。
 
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前後スプロケットも交換。このウルトラは、日本仕様からスイス仕様へ。スイス仕様にしたほうが、快適さを保ちつつも断然走りやすいです。

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リアキャリパーからオイル漏れありにてキャリパーをオーバーホール。合わせてブレーキディスクはステンレス製に。98年までのツアラー用、リア純正ブレーキディスクは、鋳鉄で錆びるのが当たり前のディスクが標準でしたが、交換部品も手配しやすく、汚れにくい、現代のステンレスブレーキローター化し、そのローターに使えるブレーキパッドに交換。
 
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Fat Daddyリアホイール、装着。リアサスも交換。(ローダウン仕様)プーリーもキラッキラ。いい感じになってきましたよ〜。
 
まだまだ、続く。