1000cc ボアアップ / 16y XL883N

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2016年式XL883Nを1000cにボアアップのご依頼、頂きました。誠に誠にありがとうございますっ!

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腰下まで分解すると出てきました。純正883ピストン。走行は5000キロ未満。

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シリンダーヘッドはこの通り。
 
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もちろん使うのはMAHLE製の1000ccのピストンキット
 
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純正のシリンダーを拡大加工(ボアリング)し1000ccのピストンをインストール。
1000cc化する場合。純正シリンダーを拡大加工(ボアリング)が基本となります。当店での組み付けは車両から取り外したシリンダーを加工を行います。
 
加工済みシリンダーとのセット販売もご用意ありますが、お近くに加工業者様が居ない場合の対応として、設定してある…という、「遠方のお客様をターゲットとした商品」としてのご用意です。ご相談ください。
 
 
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1000cc化に合わせ、1次減速比を変更。
 
1000cc化で増したものを速度に振ることができる。2次減速比を変える手段もありますが…1000cc化するにあたり、費用対効果の高いものをご案内した。これで5速ギアで1700回転ほどで走る事が出来、元の883からすると、ギアが、もう1速増えたような感覚。全体的に出力を速度に振り分ける事で、速度と回転数と出力が丁度良い、ガラッと変わった心地よい走りが、より楽しめます….♪
 
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この度。1000cc化にするにあたり。TTSを用いてチューニングする事に。
 
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ECM内データーを吸い出し。1000ccのチューニングデータを流し入れる。このデータはキャリブレ−ション#374・1000ccエンジン用慣らしマップ。
 
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変更した一次減速比値を入力。
 
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定められたスピードメーター値になるよう調整する。
実測値よりメーター表示が高く出るようにしなきゃいけない年式です。
 
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使用最高回転数は、慣らしが終わるまでは、低く抑えておきますね。
 
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排気量が変わりましたので、改造申請に持ち込み。
 
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車検証の排気量も1リッターに。
 
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EBL-883RNとなりましたっ!正式に883から1000になったと、刻み込んだ。
 
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ちょいと、長めの試運転。慣らし運転が終わるまで、使う領域、回転数を考慮してマッピング。内容も耐えられる内容かを確かめる為の試運転でもあります。排気量が1000になっていても、入れたデータがポンコツでは楽しく走れないからなぁ〜。
 
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戻ってオイル交換。ギラッギラしてました。
 
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インジェクション車なのでいちいち確認する事でもないのですが答え合わせ的意味で。
 
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ということで、1000ccボアアップ完成でーす 
 
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オイル漏れ・滲みもなく。当たり前のことですが、気を抜かない。
 
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納車前に100キロほど走ったことになりますが、チューニングは後ほど。エンジン組み立て間も無く、チューニングするとエンジンブローの原因になり兼ねない。慣らし運転後、またお持ち込み頂き、その時に本チューニングを行う約束となっています。
 
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それでは。週末お待ちしております。