FXDXに魂を吹き込むッ!


ウェブに載せる前にご成約頂きました99年式FXDX。国産Superスポーツからのお乗り換えです。
 
ご高齢により、前オーナー様から買い取らせて頂きましたが、元々は私が乗っていたFXDXです。

 
 

 

45に入庫してきたトキは、このような状態でした。
 
 

ハンドルを変え、フルブラック仕様でブレーキラインを新調し、動きのスムースなクランチケーブルと、ちょうどよい長さのスロットル・アイドルケーブルに交換。
 
 

ホイール回りを分解してメインテナンスを進めていきます。
 
 

フロントフォークは表面のクリアーが剥がれ、地金であるフォークスライダーがかわいそうな状態でしたが、ツルンとさせた上でペイントで黒くお化粧を施しました。また、このフロントフォークにはレーステックゴールドバルブと、同社スプリングが組み込まれていますが、オーバーホールで開けてみるとスプリングの塑性変形が確認されましたので、ゴールドバルブ側も含めスプリングを新品交換致しました(・∀・)
 
 

お次は、オイル漏れの修理でエンジン・プライマリーを分解です。
  

定番のシフターシャフトシールからのオイル漏れでしたがスターター、メインシャフト、等 変えることができる所は交換しました。
 
 

シリンダーからオイルダダ漏れでしたヽ(´Д`;)ノ
 
 


ついでですから、ギアードライブの鉄板コースも〜(・∀・)
シリンダー・チェック・ホーニング合わせて、ピストンリングを交換しルーブ。
 
詳しい人はお気づきですかね〜?このクランクケース、99年式のケースではないんですね。実はエンジン各部品も99年式のまんまより、かなり新しい部品で構成し直してあります。ピストンも、99年式のピストンはマイクロメーターで計測するポイントで判別できますね。ってな感じで、かなり改造しまくっている、とは一味違う渋い変更です(・∀・)
 
 
という感じで、不安定ポイントを解消したFXDXですが、これで「終」ではないです。
 
次は魂を吹き込んでいきます。
怪しい、おまじないではないよ(-_-;)

使用経過にあったバイクを、メインテナンスを施したとは言っても、全分解しており、元通りにしたつもりでも、走ってみると動きが揃っていない・・・というか、粒が揃っていないというか、そういう感覚にあるって、わかりますかね?それを、生き生きと躍動的に走るように仕上げる事を、僕は「魂を吹き込んでいる」と勝手に言っています。 まあ〜要するに、ニュートラルな状態に戻す作業ってことですかね!
 
 
という事で、出来ました〜〜! (*´∀`*)
 
 

以前の状態です。
 
 

 

1999y Twin Cam TC88 “FXDX” Dyna Super Sport 完成也
 
ご納車ですね〜(^v^)