昨年、ちょうど一年ほど前に腰上をオーバーホール。
それから調子は元々良かったTさんのショベルに….
当社製品としてリリースしたばかりの、ショベル用80ci用 / 新型マーレピストンを組み込んで頂きました。
製品のページ / https://www.45degree.net/Tuning/engine/MAHLE.html
通販サイト / https://fortyfive-degree.ocnk.net/product/1478
ショベル用 新型マーレピストンについての前記事はこちら
https://www.45degree.net/blog/?p=22434
元々入っていたオーバーサイズピストン約89.3mmに対してこの度入れるマーレピストンは89.5mm。
加工前シリンダー側の内径とこれから設けるクリアランス分を含めても0.3mm~以下。新たに入れるマーレピストンは2種あるが、そのうちの89.5mmか、90.0mmになるか…んー。判断が難しい…! どちらを使うか、実際に加工をする職人さんに託しました。
元のシリンダーを加工(ボアリング・ホーニング)…. マーレピストンが入りました。
もちろん組み付け時に生じる歪みを与えた状態で、ボアリング・ホーニング加工を行います。
通常、0.5mmほどの削り代がないと嫌がられがちですが。
今回はピストンサイズ89.5mmでバチッとあげてくれました。
真円も垂直もバッチリ。サスガです。
< 備考>
オリジナルの80キュービックショベルが1,337ccに対し..
マーレピストン / 89.5mmでは1,358cc….(+21cc)
マーレピストン / 90.0mmでは1,374cc….(+37cc)
こちらの車両では既に2サイズアップ・ピストンが入っていた事もあり、7ccアップに留まる。
通常ショベルでは見慣れないピストントップにFRONT↓の表記あり。こちらのピストンは、ピストンピンにオフセットを設けてある事で向きに指定がある。
これも現代的に置き換えられた事で加えられた内容です。ショベル時代のマーレピストンにも青色の矢印ではありますが、マークしてありましたね。
シャーシダイナモに載せチェック。ピストンだけの交換で大げさかもしれませんが。
これから慣らし運転をするも、一応念の為に空燃比と点火マップについては再考してみるも ….
この車両では、必要無し。
以前チューニングした内容のままでOK❗️
次はインプレ編。
Posted by M.Yasuura