S&S V111エンジンの再調整 / 1998y FLSTF

点検で入れてもらいました。
 
この度の点検で、解消すべきポイントがありまして。それは、始動性の向上。
 
可変バルブ装着のエギゾーストのため、始動時は自動的に閉じ、走行時は任意で開閉が行える電子制御式エギゾーストが装着されてますが、これが装着されている状況で、それをS&Sのキャブレターで動かしている為に、難しい状態になっております。
 
何通りか、手段を提示し、音も殺さず、パワーも減らさず、解決する方法、となりました。
 
可変バルブ装着のエギゾーストが付いている為に難しくなっているが、今度はそれを上手く利用してやろう、という仕様に致します。
 

※ 当記事の内容、車検対応のジキル&ハイドでは、関連が無い内容です。
リンク https://www.45degree.net/blog/?p=25035

 

検車台に上げ、リフトアップし、右側のタンクを取り外す。
 
 
 
 
 

ブローバイホースのキャンセルを。
 
 

V111エンジンは、通常のエボや、ツインカム など、それらとは全く異なるブローバイの取り出しとなっており、ロッカーカバーの後方からそれだけの為のホースで取り出し、キャブレターのスロットルバルブよりも後方から、吸わせています。これを、大気開放にする。
 
これの目的は、ブローバイからの流入により、ナーバスになってしまうミクスチャー設定を固定的にする為。
 
始動性能の向上に必要と感じた為、エンジンに吸わせるようにしていたのをキャンセルし、大気開放。
 
新しい年式の車両で、大気開放にはしないでくださいね…. 車検通りませんので….。
 
通常は行いませんが、当該エンジンも搭載から2年以上が経過しメーカーの保証も切れてるので、独自の方法を盛り込もうとかという次第。
 
 

ブローバイのキャンセルにつき、キャブレターと、ツインテック1005点火タイミングの再調整もパソコンを用い合わせて行った。
 
 


インテークバルブ上部に堆積する、堆積物の除去。
 
 

かなり、きれいになりました。通常、エンジンをバラさないとここまでは難しいですが、エンジンクリーニングにて、綺麗に。同時に、ピストン側も新品同様になっております。
 
 
 

試運転に出かける。久々のV111エンジン。やはりというか、気持ちいい感触。
 
試乗途中に、前走に2014年のFLHTKSEさんがタンデムで走ってました。恐らくフル加速されていたのだと思いますが、楽勝で付いていけました。普通にも走れるし、行く時はいく、V111エンジン、楽しいエンヂンです♪
 
 
始動性能の向上は、機能的に解決できた上に、お客様に対しては、法則性を提示し、始動しやすい方法をお伝えしました。
 
 
まだまだ、エンジン載せ換え後、16000キロほど。
 
今シーズンも、バリッと、走っちゃってくださいね。
 
 
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
posted by M.Yasuura
 
 
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