「Evolution,エヴォリューション」カテゴリーアーカイブ

88yエヴォのガスケット交換 ・・・・ だけじゃ終わらなかった


88年式エヴォリューションのエンジン腰上ガスケット交換で進めています。
軽い気持ちで腰上のガスケット交換を〜と思って開けてみると、悪魔の爪痕がその姿を見せた。そのまま閉じる訳にはいかなくなりました。ここで少しでもホーニングの余力が残っていれば大変ラッキー。シリンダー内壁の仕上げでエンジン性能は大きく左右されてしまう。 
 

シリンダーヘッドのステムシールも交換・・・・とバルブをとってみると
 

 
 

ステムシールは年数相応ですがシリンダーヘッドはシートカットしたほうが良い状態であった。当然バルブもリフェースした方が良い。
 

シリンダーヘッド組み直し、シリンダーとピストンをいい状態にし、これから組み付ける。
 
エヴォは軽い気持ちでガスケット交換のみでは済まない事もあります。しかし、よく見てみると、機械加工跡やシリンダーヘッドの組み付け精度など現行のツインカムよりはるかに丁寧に作りこまれているのがこの頃のハーレー。問題なのはガスケットの弱さと、20年以上も経過した事で起こる経年変化さえ解消してあげればまだまだ現役のハーレーです。

ナセルにピッタリのデタッチャブルウインドスクリーン

94yFLSTCへデタッチャブルのウインドスクリーンを取り付けました。
 
しかしデタッチャブルってよほど慣れないと舌噛みますよね。
 
デチャ(はい!噛んだ〜!) ッタブルって(笑)
 
デタッチャブルとは、取り外しが簡単に行えるようにしてある物です。ボルトで締めて固定とは違う固定方法です。こちらのシールドはデタッチャブルであり、固定はとても確りとしたもので、トリガーロック機構を取り入れています。また、このシールドは、フレーム部分で可変式となり、ボルト一本緩めるだけでシールドの傾きが調整出来ます。
 

寝かせた状態
 

立てた状態
 
 
 

 

 

ナセル装着のヘリテイジにも無加工で取り付け出来るスクリーンです。見た目にも違和感は無し。
 
一般的にFLST系へナセルを取り付け、そこへ標準のウインドスクリーンを付けようとすると、切らなければ取り付けできなくなり、別途ハードウェアが必要となりますが、その手間はゼロです。

95y FLSTN エンジンリフレッシュ! チューンアップでみえる基本性能の違い

お久しぶりです。
 
お久しぶりで突然ですが、突然は何事も突然やってくるのです。只今聴いてるmusicはFF5の第3世界のフィールド曲「新しき世界」 懐かしい。リアルタイムにやってました。たまぁ〜〜に、無っ性に聴きたくなるのはこの頃のFinal FantasyのBGM(4・5・6)。この頃のFFは今思うと神秘的でしたね。いつでも再プレイ出来るよう5・6のスーファミソフトを隠し持っていながら、今だ実現ならぁ〜ず!ギルガメッシュに、会いたいぜ!!
 
 
 
  
はい、懐ゲーが好きなDrマサが綴る45ブログの時間です。
 
 
 
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95年式エヴォリューションエンジン搭載のFLSTN(ノスタルジア)ご入庫。
エンジン始動一発で、なんら不具合なく快調そのものですが、この度は今年の走りに向けてのエンジン不安要素の払拭!
 
 
 
要するに、簡単に言い換えれば腰上のオーバーホールという事です(^v^)
 
ワタシメはガスケット交換しただけではオーバーホールとは言いません。それではただ単に「ガスケット交換」(苦笑)
 
エンジン関係は、よく知らない人からしてみると「エンジン!凄いじゃん!」と思ってしまいがちなようで、オーバーホールという言葉に安心しきってしまい、肝心な所に気づかない事があります。

 
  
ところで。
 
オーバーホールをググッてみると
「通常の点検作業では出来ない清掃作業や劣化部品の交換、調整を主目的とし、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことである。」とウィキペディアには載っています。
 
ところが、これから行うのはチューンアップも含めたオーバーホールです。チューンアップ(TUNE UP)とは「本来あるべき性能を取り戻す事」です。この本来あるべき性能とは、ちょっと深いな、と思う。本来あるべき、という事は、潜在的、ポテンシャルが隠れている。つまりは、いま使っている部品ですら、組み付け次第ではもっと良く出来るというニュアンスも含まれているという事だと考える。この度はこのコンセプトで、新品時の性能状態以上に仕立て上げていきます。
 
そのため、今回は腰上を開けて、不具合無ければ綺麗に組み直していきましょうという方向でしたが・・・・!
 
開けてみましたら・・・・
こういう事もあるカモですよ、と事前にお伝えしていた事が起こってました(-_-;)
 
 
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ノスタルキング

ノスタルジアに、ロードキングクラシック(FLHRC)純正のサドルバッグを取り付けました!
 
勝手に名付けてノスタルキングにしました(・∀・)
 
出来上がって感触を確かめるオーナー殿は確かな積載能力UPを実感。取り付けられていたノスタルジア純正のバッグは、新しいバッグの中に収めて、持って帰えられましたとさ・・・・。
 

 

 

若返り!

若返り!
リフレッシュ!FLT!
 
という事で久々の45ブログです。
 
前回が10月19日ですね。
気がついたらこんなに日が開いていました。
 
 
気がついたら繋がりで、たまー・・・・に、ある事。
 
ツーリング中、その人のバイクから「臭う」ので、ちょっち気になって質問。(気づいたのは職業柄だろう)
 
「オイル交換したの、いつですか〜?」
「おー、この前よ」
「この前って・・・・(考え中)
「この前の車検のときよ」
「車検・・・ですか?」
 
ナンバーを確認中・・・・
数字をみて、カレンダーを見て・・・
 
 
げっげっ
げげげーのげー ((((;゚Д゚))))
 
 
よく見たら今月が車検満了で、
前回の車検の時、つまり2年間無交換だったってオチ。
 
その間走った距離は・・・・・・・ んー(苦笑) 伏せておきましょう。
 
抜いてみたら200ccも出てこない・・・。
 
エヴォのエンジンは強い!!なんて笑い飛ばしていました。10年ほど前の事です。
 
 
で、話は戻り今回の若返りプロジェクトのFLTさんは1990年式の四捨五入の20年選手のツーリングモデル。
 

 
試運転させてもらったり、診断したりチェックしたりで、どこをリフレッシュするか検討、打ち合わせ。エンジンの方もオイル漏れが多いので気になるとの事でしたが、今回はシャーシのリフレッシュをする事になりました。
 
このFLTさんは、フワーンフワーンとしたゆるーい乗り心地で、ツーリングモデルの割に直進・カーブでの安定性があまり無い印象。ゆったり流して走るというよりは、コーナーの度に緊張するような感触。でも、これはこの頃のツーリングモデルにありがち・・・現状で走っている80年代・90年代のツーリングモデルに乗る人は思い当たる所があるのではないでしょうか。
 
経年変化による老化現象と、元々抱えている問題点。これをビシーッと若返らせ、シャキッとさせた。ツーリングモデルは大きい車体とは裏腹に整備は細心の注意と丁寧な作業を長時間に渡り要求されます。でもその甲斐あり、フワンフワンした感触は100%消え去り、ビシーッとした安定感、鉄馬と呼ばれるハーレーと、ライダーとの「人馬一体感」が、ひしひしと感じられる仕上がりになりました。目を瞑って乗ると20年選手には到底思えないでしょうね。
 
そして更に細かいアライメント調整を施し、本日納車です(^▽^)
 
今回の作業内容は丸2日ががりの内容なので、いつものような記事は割愛。ごくごく一部を抜粋してお伝えしますね〜。
 

摩耗し、腰が失われたベルト
 

強化型の、鳴きにくいベルトへチェンジ!
 

ぺったんこになったエンジンマウント。
10年10万キロの耐久性を持つマウントに交換致しました。
 

スイングアームのブッシング、その他諸々も傷んでいます。これらも軒並み交換していきました。
 

ブレーキディスクも摩耗が著しく交換。ブレーキパッドも交換。当然フルードも交換。
 

試運転後、調整の為にもう一度リフトアップした時に確認。ブレーキの当たりも良好なようです。