キャブ車のロードキングに
FLHXSEのエンジン等、パワートレイン一式
載せました🎵
というのも、事故で全損になってしまったFLHXSEがありまして。
前周りが損傷、その他はピンピンだったが、さすが、CVO。
外装部品の額面が大幅に嵩み、あっという間に全損額に到達。
で、そこからの乗り換えとなる訳ですが。
お客様 「次はキャブ車がいい。」
となりまして。。。
100周年記念モデル FLHRが到着。
お客様 「エンジンどうしようか…..」
そりゃあそうですね、SE110乗っていたら、普通のTC88が物足りなくても仕方がない。
”S&Sの111エンジン…” の選択肢も無きにしも非ずではありましたが、
マサ 「いいエンジンが、ここにあるじゃないですか」と指差して。
「エンジンはピンピンしてるんだから、これ使いましょうよ、パワートレインごと丸っと。そしたら、100周年のロードキングにワンテンは載るし、キャブ車のローキンがまさかの標準6速ミッションですよ !^^!」
お客様 「えっ、載るの??」
それを実行するのが私の仕事。
ハーレーのエンジンを、ハーレーに載せるだけですが、やはりというか、当たり前に、原動機載せ替えの「公認」まで取ったのを、付け加えておきます。
当たり前の事を当たり前に。
後の売却まで視野に入れると、後々の価値は…未知数ですね。
よく聞かれるのが、車検証がハーレーになってますか、と。
日本はフレーム基準につき、S&SやJIMSのエンジン載せても、ハーレーのまま….です。(実績多数あり)
1月の中旬から実行して
2ヶ月かけて、ツーリングで走り出せる内容には完成。
マァ、今回に限ってはガス検がありましたからね〜。そん位時間かかりますわ。
元々がインジェクションのエンジンでしょう。
それをキャブ車に積むってなると、
「ほんまに排気ガス大丈夫!?!?!」ってなるんですわ。ガス検の対象車両に限っては。
ここで察しの良い人は、キャブ化をするとガス検要りそうだな…ってお気付きですね(微笑)
安易にキャブ化は考えない方が良い。近頃の運輸局に在籍する検査員はハーレーに対して随分と詳しい人が在籍してます。詳しいということは、その検査員もハーレーに乗っているってことです。ユーザーは認識を改める必要があるかもですね。
クドクドな話が続きました。
という事で、元々電子スロットル車両に搭載されていたSE110エンジンをキャブ化して使うことになるのですが、用いたキャブレターはこちら。Full-Tune CV の 44mm….
リンクルレッドのキャブボディに、45ディグリー・オリジナルのトップカバーは、これまで作ってきた中で唯一のクロームめっきの仕様です。
横並びのクロームダイキャスト・ロッカーカバーに挟まれる形でキャブレターが取り付けられる中、クロームめっきにした事で違和感なく、その存在を主張しています。
灯火類はLEDに。こちらは車検にも通り、光量も十分。もちろんEマークつきの商品です。
ホイールは前後共に交換ですが、リアだけ納期が遅れてしまい、こちらは一旦納車してから、交換。もちろん、ホワイトウォールタイアになります。
一見、何もしてなさそうなこの具合に収まって入るけども、実はエンジン載せ替えの、スペシャルな車両。高年式にのみ標準装備の、素晴らしい純正エキパイも装備。
この110と書いてあるダービーカバーが、さりげなく、主張している。
このダービーカバーは、最新車両にしか使うことができないナローなプライマリーカバー専用のもの。現役ディーラーのメカニックさんなら、一発で見抜かれるであろう、その異様さが解る箇所。旧車ばかりやってたら気付かないかもね。
バナナボードが、いい感じですね。
SE110にCVキャブの組み合わせは初でしたが、ツインテックモジュールのマッピングも独特、オーナーさんが扱いやすいように、配慮した。これって、キャブ車だよね??エンジンの始動も容易で、とても走りやすく、それでいてパワフル。。。。
それに近いこと、オーナーさん仰っておられましたが、それ聞いて、ちょっとニヤッとしたのは隠さない。まさに狙った通り。
シャシダイナモ上で、チューニングしたのは当たり前に行ったことも付け加えておきます….。こんな、特殊な仕様、公道で突き詰めるのは、困難です。
45ディグリーでは、こんな変わり種も、やっております。
キャブ車に最新のパワートレイン一式を、丸っとスワップ。
本国アメリカでは、FXRなどで、時々見かけますが、日本では、新たな提案と、なるのじゃ無いかな?!?!
ではでは…..
Posted by M.Yasuura