「Gear Drive(camshaft)」カテゴリーアーカイブ

走行800kmにて・・


11年式FLTRX 新車おろしたてで、新車のカヲリがまだします(・∀・)
 
これから、「ええー?新車でいきなり・・!?」そんな事をしていきます。
 
 
 
 

チェーンカムからの・・・
 

ギアードライブ化!
 
「このFLTRXには長く乗りたいんだよね!」は、オーナーさんの弁。
 
前々からギアードライブ化には興味がお有りのようでしたが、前々から乗り換え希望されていたロードグライドになってからの、ギアードライブ化になりました。初めてのハーレーではないので、その時にやりたかった事、以前も同じくしていた内容、などなどを、このFLTRXには初めのカスタムプランに組み込まれていたようです(^v^)
 
ギアードライブ化は、5万・6万キロ走行したお客様が多いのですが、こういった新車に近い状態での場合は少ないです。
 
エンジンがくたびれて、新車に乗り換えるつもりなら話は別ですが、長く乗るつもりなら、エンジンの不安要素は先に取り除いて、後はメンテだけの状態にしておけば、気持ちよく、走れますからね〜。おまけに、エンジンが新しいうちにした方が、なにかと良い面が多いのです。
 

着々とエンジン組み付けて・・・
 

S&Sのヘッダーに、HaNaさんの磨きが入ります((((;゚Д゚)))) 
 

エンジンに魂を吹き込んだ。
仕上げに「味付け」をして、整えていきます。
 
コンピューターのセッティングですね。
 
サブコン・フルコン・・ではなく、「書き換え」で御座います。TOOLは「スーパーチューナー」を使いました(・∀・)
 
スーパーチューナーにまつわる、大きな誤解。
 
その1 : セッティングデーター

セッティングデーターは沢山あります。But、各エンジン仕様別、各車種、各年式別・・となっており年式と車種、エンジン仕様。これに、ぴったり当てはまるものは、せいぜい一つしかありません。マフラー種類別で沢山揃っているかと思っている人もいらっしゃるカモ?ですが、全然そんな感じではないのですよ(・_・;)
 
ハーレーは「ギアードライブ カムシャフト」など標準装備でもありません。スクリーミンイーグルの部品を取り付けた場合のデーターのみ。つまり、当てはまるデーターがない状態ですね。当然のことながら、スーパーチューナーのデーターを一から構築していきます。
 
ご安心を。元々既存データーなど全ったく期待していない上に、こういうのは大の得意です。お任せあれ。
 
シャーシダイナモ上にてバッチリにセッティングを出した後に、実走行し、ギアーを繋いだ状態でのエンジン回転数800〜1000回転からの実用域を考慮し、高いギアレシオでも心地よくドッドッドッと、繋がるよう粗探しをして詰めの甘さを取り除いていきます・・・。じわっ・・・とアクセレーションしても、心地の良い鼓動が楽しめ、もちろん気持ちよく吹け上がるようにもなっていますし、全域で楽しめるようにしました。
 
エンジョイ FLTRX!

エンジン ギアードライブ・・・非常に良好でした^^

2003年式FXDL 車検でのお預かりですが、車検前にギアードライブ化と腰上オーバーホールです。
 
まずは腰上を分解していきます・・・・・。
 

 

カム回り良好
 

シリンダーヘッドは、カーボンが多く付着していましたがこちらも除去し、シート面のシートカット作業に入る。エグゾースト側シート面は大幅にずれており、修正を施しました。
 

バルブにも打跡が多数。修正を加え、密着性の良いシート面を作り出す。
 

シリンダーとピストンのクリアランスを計測。こちらも良好でした。その後シリンダー加工に入ります。
 

腰上の組み付け
 

シリンダーヘッドの組み付け
 
続きます・・・。
 

The Beast FXD 納車・・・


8月はじめ。ようやく納車の運びとなりましたッ。
 

 
お決まりのシャーシダイナモデーター。このデーターで面白いのは、共にH-Dの純正のマフラーであることです。緑グラフはTC96のオール純正、赤グラフはこのBEASTなFXD(B)です。馬力は80馬力、トルクは12.8のほぼフラットトルクですが、ただフラットトルクでは眠いので、3,000回転付近からドラマが始まる感触にもなっています。
  
内心ワクワクしながらオーナーさんに試運転をお願いし、感想を頂くも、「かなり乗り易くなった!」と。Beastと表現した通り、行きはじめると巡航ギアの6速でも加速出来るエンジンに変貌していますが馬力よりもトルク重視に仕上げているお陰でしょう。適度にダルに反応し、キモチ・スイッチの構えが出来ているアクセルのグイ開け時はかなりキモチ良い加速をするようにセッティングしてあります。インジェクションでありながら、インジェクション臭さを取り除いた状態である・・とワタシ自身は評価しています。んじゃナンだ、キャブみたいなのか?!と突っ込まれると、新ジャンルであります、と即答するかもしれません。
 
ところで、トルクが有り余るエンジンに乗っちゃうと、トルクがないエンジンでは全く物足らない体になっちまいます。ワタシ自身もLS6エンジンのお陰でトルクが細いエンジンじゃ眠くなってしまう体になってしまいました。馬力のあるガソリンエンジンより3000ccのディーゼルターボエンジンの方が100倍いいくらいです。2速のアクセル全開で295のリアタイヤが負け、真っ直ぐ走りながらテールスライドを始めても即カウンターを当てるので、慣れとは怖いものです。
 
すんません。話がそれました。
 
APSじゃなくてフルサイズ、DXじゃ物タラン!FXだ!ファインダー視野率95%以上は要るぞ!・・・・・・みたいな感じかもしれません。
 
すんません、カメラの話です。
 
実際のトコロ、ISO6400まで実用で慣れると他種に換えてISO2000前後でノイズがでちゃ使いにくいよね。
 
あ・・・!カメラから戻ってねーー!!
  
 
 
 

馬力も良いけど、ホンキでトルクのあるエンジンのほうが、飽き難いですよん。
 
 
 

油圧式

写真を整理してるトキに出てきたので、ついでに記事にしてみます。
 
最近よく話題に出てくる「油圧式のチェーンテンショナー」
どういうモノなのか、見てみるほうがスッキリするでしょう。
 
唯一TC88でこれが採用されていたのはFXDモデル06年のみ。
TC96にチェンジした07年から続いています。(XL・VRSCを除く)
 
それがこちら↓
 
 
なにも外していないそのままの図。
 

テンショナーのみ外した状態。
  

カムサポートプレート側にはオイルラインが残る。
 
以下、コメント無しで続けて載せます。
ワタシメが見て思ったのは、HLAみたいな構造だなーと。あ、ちょっと役割が違うか(笑)