2008年FLHX パワービジョンのセッティング
80%ほど、セッティング完了です。あとは細かい調整を残すのみです。
ビューエルのエンジンハンガーを、ビレットエンジンハンガーに交換完了です〜!
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パワービジョン!
XL1200Nのスーパーチューナーセッティング
2010年式のXL1200Nです。スーパーチューナーをインストールされた状態で、セッティングのご依頼を頂きまして、お持ち込み頂きました。最近のスポーツスターはECM搭載位置がシート下から移動し、サブコンなどの取り付けがとても難しい位置に変更されましたので、スーパーチューナーは正しい選択です(^^)
まずは「診断」をしてみましょう。
診断とは、どのような事をするのかを載せてみます。
まずは、スーパーチューナーを用いてインストールされたデーターは、ロムにあるXL1200用のデフォルトデーターをインストールしたのみと伺っています。スペックは、12ミリのパンチアウト、独立菅にするためのプラグが装着された状態です。当スペックでのデーターは考慮されていないでしょうが、さて結果のほどは☟をチェック。
アイドリング状態で、前後目標A/F14.6に対して、実働はバラツキが大きくあります。
パワーチェックでの計測データーです。最高出力55馬力 最高トルク8.6kgですが、それ以外にも注目すべきは目標A/F12.5に対し、実際に動いている状態では、目標A/Fから大きく外れ、乱れている上に、A/F10以下にもなる超RICHEST(超濃い)状態です。ガソリンを余計に送りすぎている状態だったということです。
シャーシダイナモ上でのセッティング完了後、パワーチェックしました結果は、59.34馬力 9.28トルク それぞれ最高値です。4馬力アップに、0.7kgのトルクアップです。とてもわかりやすい最高値は置いておいて、フルスロットルにしていない、常用回転域での変化の方が沢山あるでしょう(・∀・) 感触を楽しんで下さい。
詰めの甘さを取り除き、ご納車の運びとなりますので、あと少しお時間くださいm(_ _)m
走行800kmにて・・
11年式FLTRX 新車おろしたてで、新車のカヲリがまだします(・∀・)
これから、「ええー?新車でいきなり・・!?」そんな事をしていきます。
チェーンカムからの・・・
ギアードライブ化!
「このFLTRXには長く乗りたいんだよね!」は、オーナーさんの弁。
前々からギアードライブ化には興味がお有りのようでしたが、前々から乗り換え希望されていたロードグライドになってからの、ギアードライブ化になりました。初めてのハーレーではないので、その時にやりたかった事、以前も同じくしていた内容、などなどを、このFLTRXには初めのカスタムプランに組み込まれていたようです(^v^)
ギアードライブ化は、5万・6万キロ走行したお客様が多いのですが、こういった新車に近い状態での場合は少ないです。
エンジンがくたびれて、新車に乗り換えるつもりなら話は別ですが、長く乗るつもりなら、エンジンの不安要素は先に取り除いて、後はメンテだけの状態にしておけば、気持ちよく、走れますからね〜。おまけに、エンジンが新しいうちにした方が、なにかと良い面が多いのです。
着々とエンジン組み付けて・・・
S&Sのヘッダーに、HaNaさんの磨きが入ります((((;゚Д゚))))
エンジンに魂を吹き込んだ。
仕上げに「味付け」をして、整えていきます。
コンピューターのセッティングですね。
サブコン・フルコン・・ではなく、「書き換え」で御座います。TOOLは「スーパーチューナー」を使いました(・∀・)
スーパーチューナーにまつわる、大きな誤解。
その1 : セッティングデーター
セッティングデーターは沢山あります。But、各エンジン仕様別、各車種、各年式別・・となっており年式と車種、エンジン仕様。これに、ぴったり当てはまるものは、せいぜい一つしかありません。マフラー種類別で沢山揃っているかと思っている人もいらっしゃるカモ?ですが、全然そんな感じではないのですよ(・_・;)
ハーレーは「ギアードライブ カムシャフト」など標準装備でもありません。スクリーミンイーグルの部品を取り付けた場合のデーターのみ。つまり、当てはまるデーターがない状態ですね。当然のことながら、スーパーチューナーのデーターを一から構築していきます。
ご安心を。元々既存データーなど全ったく期待していない上に、こういうのは大の得意です。お任せあれ。
シャーシダイナモ上にてバッチリにセッティングを出した後に、実走行し、ギアーを繋いだ状態でのエンジン回転数800〜1000回転からの実用域を考慮し、高いギアレシオでも心地よくドッドッドッと、繋がるよう粗探しをして詰めの甘さを取り除いていきます・・・。じわっ・・・とアクセレーションしても、心地の良い鼓動が楽しめ、もちろん気持ちよく吹け上がるようにもなっていますし、全域で楽しめるようにしました。
エンジョイ FLTRX!