2007年式 FXDL
パワービジョン セッティング完了です(^^♪
持ち込まれた時の状態と、現在の状態との比較データーです(シャーシダイナモ上にて計測)
グラフでも見てのとおり、ビフォー・アフターの変化は著しいです。
お客様と打ち合わせをし、アクセルの反応が良い方向にしたい・・・・・との事で、要求されたアクセレーションに対して、的確に反応するようにセッティングを施しました。純正の状態は穏やかでノビノビと平和です。大きい排気量のV-TWINエンジンをプリプリ言わせて走ろうなんてできません。それでは!ガシガシ走れるようにするか・・・!とおもいきや、それはしません。ピックアップが早すぎる(アクセルの反応が敏感)場合、走っていると、とーっても疲れてしまい、ライダーにも優しくありませんし、ガソリンの消費量もエコが叫ばれている時代には逆行しますのでお財布にも厳しいもの。
走る楽しさの追求と、思いやりをもって、燃料・点火・アフター調整をトータルでセッティングしました。
さて、お次はFLHXSE2(CVO)スーパーチューナーのセッティングです・・・。
まずは、スーパーチューナーを使う前に、「純正の状態」を把握するためにシャーシダイナモ上にて、診断ツールを用い各種計測をしていきましたがビックリしました・・・。このFLHXSE2はヘッダーパイプと、サイレンサーが交換され、燃料調整はしていません。
一言で、「とても危ない状況」です。
以前、インジェクションのセッティングにおいてハーレーダビッドソンのエンジンでの「ピストンが溶ける状況」や、「エンジンの危ない状況」がどこなのか、「どこが限界なのか」を知りたくて連続的に確かめた事がありました。(もちろんお客様のバイクではありませんよ。) その経験から言いますと、このFLHXSE2は早めにインジェクションのセッティングをして良かったです。
110キュービックエンジン搭載のCVOで、マフラーなどを交換し、以前にも増してエンジンの発熱がとても凄くて、暑くて熱くてたまらない・・と感じていましたら、要注意から警告のあたりだと考えてもらっても良いでしょう・・・。判りやすい変化でお伝えしました。日本全国で似たような仕様のCVOがゴロゴロしているのかもしれない・・・と想像すると、ゾッとします。
燃料調整を躊躇されている人へアドバイス。走りの為だけではなくエンジンの為にも、お考えになった方が良いですよ。
グラフではビフォー・アフターの変化はそれほどありませんが、普通に流して走っている時には体感できるでしょう(^v^)
業務連絡 S様 シャーシダイナモデーターは別にご用意しておりますのでご連絡下さい。