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Posted by M.Yasuura

95y FLHR (アッセンブリー開始/1)

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まずはエンジンから・・・。
(Sさん遅くなりました。ごめんなさい)
いきなりワタクシ個人的な感覚から入りまぁす(失礼。)
このロードキングは95年式です。古いから大丈夫?などと時々言われておりますが、とても新しい感覚なワタシメです。「エヴォ=バリバリの(死語?) 現役のハーレー」と感じているのですが、
(昔はショベルとかアイアンスポーツとかバシバシ乗ってたのがあるかもしれんが・・・笑)
・・・・といえども、95年式で もう13年選手です。エヴォはいいとして、TCでも避けては通れない「寿命付きのパーツ」が、このロードキングにも沢山取り付けられています。
それは、シール類や電気部品であったりしますが、特にシール類は「使っていなくても10年で交換」といわれ、ガスケット類は至る所硬化し、電気的なトラブルを抱えているエヴォもあれば、合併症になっているエヴォもいます。「中古のエヴォを安く買って修理費が高くつく」のはこのあたりもあるカモですね。
だから、はじめにキチッとやる必要がある、と考えています。
ミッション関係など、機械的な構造は、エヴォからかなり良くなってるのですよ。

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腰下O/H。

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スモールエンドブッシュ交換

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ヘッドシートカット&コニカルバルブスプリング

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ロッカーアームシャフトもロッカーアームも痛んでますねぇ。
鍛造アームに交換!

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オイルパンリフレッシュ

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オイルパンボルト交換
□□□ 次は車体まわり □□□

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リアディスク・キャリパー交換。ディスク磨耗につき、ついでに交換。
エヴォツーリングモデルの純正リアブレーキ周りはコントロール性の面でいまいちパッとしませんからネ・・・。

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その他、フロント周りはブラックアウトしています。

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エンジンは「迫力の3拍子仕様」

09ナイトスター

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出て間もない09y XL1200Nですが、新車の音を聞いてガッカリされた人も少なくないでしょう。そこで、北米マフラーに交換されたところ、今度は低速のトルクが落ちて面白くない・・・
こちらで北米マフラーを案内する際は、とりあえず交換してみて、という事にしている。なんか物足りない、調子が悪い、となった時には別メニューをご用意しております。
今回は、インジェクションのセッティングを変更し ”Fun To Ride” に致しました。
マフラーを換えたらインジェクションも・・・エアクリも・・・といったように、一度にあれもこれも全てしなければならない、と脅しをかけるように言われています。(キャブ車は別ですよ)
色々難しい話をすると長くなりますが、詰る所、それはハーレーの魅力を引き出す為の「もっともっと楽しく乗りたい欲求」に尽きると思います。ボク達はソレを味わい尽くしています。キャブ・インジェクション、エンジン仕様然り、イグニッション、ギア比など、五感を通して感じるものすべてを心地よくする。
そこで出てくる数々は、ある種、媚薬のようなものかもしれません。

実用本位 part2

先日の「重要なお知らせ」をご覧になり、メールやお電話での、沢山の応援や励ましを頂きまして、本当にありがとうございます。メールは本当に沢山頂きまして、私自身がお一人ずつ、お返事しておりませんが、この場を借りてお礼を申し上げたいです。ありがとうございますっ!
今はしきりに「バイクに乗りたい」と言っており、奇跡的な回復をみせております。
メールをコピーして、社長に届けたいと思います。
□□□
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今回のキャリア作りは、ご依頼頂くも、「ご希望の基本のコンセプト」のみ、オーナー氏から教えてもらい、あとは任せて頂きました。
前回のFXSTBでは、「歯」をモチーフに、形で少し遊んでみました。
ちなみに、勝手に名づけて“デンタ・キャリア”と呼んでみたり・・笑
今回は「機能」で遊んでみました。
って、あんまり勝手に遊びすぎると・・
お値段が「フヌワ」な事になります(^^;;;)
なので、
「わー!なんだか色々積めるし、色々できそう!」な、あとで色々付けれるぞ的な、ある程度の幅を持たせて、使いながら色々思ったことを、後ほど発展できる感じにしてみよう、と考えました。
今回も、横のサイドプレートはかなり背が高いですが、これはFLSTSに付けると、必然となってしまいます。そうすると、天板と、フェンダーとの間の隙間が広い。
「なんか、勿体無いスペースだなぁ・・・
 じゃ、そこも、利用しようじゃん?」

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四隅を溶接で結合した「弁当箱形状の入れ物」を作り、天板とフェンダーとの間に入れて、組みつけてみる・・・と、これまた新たに収納スペースができちゃうじゃないっ♪
キャリア下部に小物入れを追加!ってな感じです。
目指すはただのキャリアではなく、「システム・キッチン」です。
「オール電化」、とまではいきませんが、 「オールステンレス」です。
もちろん、少々どころか、全然ビクともしません。
長く使ってもらえるよう、かなり磨きまくりました!
このキャリアは、なんて呼びましょうかね〜♪
今週末、山口であるというミーティングに、このキャリアに荷物満載で参加されるそう。しっかり、楽しんできてくださ〜〜い(^^;)

アイシング対策


夏は暑すぎてパーコレーションでした。
かと言って、冷やしすぎても困ります。

 
冬、朝や夜に起こりやすい現象で、突然エンジンが吹けなくなり、ストンと死んでしまう、ところが10分ほどすると、何事もなかったかの様にエンジンがかかる、という「エンジンストール」を経験された方は多いと思います。
キャブレター内部は、常に冷やされています。

 
それは、揮発性の高いガソリンと空気がエンジンへ流れ(吸い出され)、キャブレターの熱を奪っている為です。
外気温が10度を切り、3℃位になると躊躇に起こるその現象は「アイシング」です。
空気中に含まれる「湿度」が高い状況になると、その水分が冷たいキャブレターに触れて凍り、「アイシング」という現象が起こり、キャブレターが正常に機能しなくなり、エンジンが止まってしまう。空気が乾いていれば起こりにくいですが、霧が発生していたり、川沿いの道や山と山の間を走っていると、湿度が高く、これからにかけては、起こりやすい現象です。

 
この場合、キャブレターを暖めてあげれば大丈夫。

 
かといって、マフラーで包むことはできないので、「電気式のホッカイロ」を付けます。
もちろん、もっと小さいユニットで、ヒーターを取り付け、気温が低い時にのみ働くようにし、電気を用いて暖めてやると、冬でも安定して走ることが出来ます。

 
Full Tune CV加工時ついでに、取り付けされてみては如何ですか?
もちろん、ヒーター取り付けのみでもOKです。
冬でもガンガン走りたい人にオススメのアイシング対策でした。

04y スポーツスター with チェーンドライヴ

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事の発端はブレーキパッド交換後に試運転したときに聞いた異音。加減速時に発生し、走り出して温まった頃が特に酷い。音は、キュイキュイキュイ・ギーギー・・・・といった、黒板を引っかいたような、不快な音。
 
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異音の発生場所は、04年以降のスポーツスターに採用された「日本仕様純正プーリー」の中央部に取り付けられたベアリング。
 
プーリー本体を手で動かしてみる。通常プーリーをベルトの進行方向に対して動かすとダンパーとの隙間があるので僅かに動きますが、横方向、スラスト方向に動かして動いてしまいました。こちらは動いては×。壊れてますな・・・。
 
これは、リアサスペンションを変更した際、車高アップorダウンとなる場合はベルトドライブの張り調整が必要ですが、この調整が適切でなかったため、ベアリングが破損してしまい、ベアリングが悲鳴を上げている音だった。 
 
・・・・弊社に持ち込まれる以前はDで点検されてたようですが・・どこを見てるんだか。
 
 
 
 
さて。
 
修理しましょう、とかかるもエラー多発。
 
 
 
 
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