「110ci …….. 1800cc」カテゴリーアーカイブ

電子スロットルの違和感は解消できる!


ちょっと前にソフテイルモデルをチューニングする機会があった。

現行モデルらしく、最新の装備。
その一つに、電子スロットル制御があります。

2016年からの、ソフテイルは全て電子スロットル化されました。

 
以前のモデルのように、ケーブルで、スロットルバルブを直接操作しないのが特徴。 続きを読む 電子スロットルの違和感は解消できる!

FLHTCUSE 6 / 納車準備着々と….っ

 
販売車両で掲載してからご成約まで、早すぎて驚きました。
2011y FLHTCUSE 6 改めて、ご成約ありがとうございます。
 
納車準備着々と進めて。

IMG_8994
まずはこちらの取り付け。
 
IMG_8993
ETCです。
 
IMG_8995
アンテナ線、インジケーターランプの配線もタンク上部に配線通す方法ではなく、メインハーネス同様、タンク下部に。工賃的に、過剰に丁寧な仕事をすると嫌がられる傾向にあるので、普段はやりにくいことも、車両をお買い上げ頂いた内容なら、出来ますね(^^)。普段見えない所なので、メリットは感じて頂けないカモしれませんが….。
 
IMG_8996
 
IMG_8997
おっと、燃料ホースのところ、ちょっと気になります
 
IMG_8998
Oリングが膨張して柔らかくなっていたので新品に交換。こういう細かい所もチェックしています。
 
でっ、土曜日納車となりました。毎度ありがとうございます!
 
IMG_90271

 

四国より再チューニング3台!

_DSC4342この土日20/21は四国から、3名の殿方がご来店。この土日を使い、3台のチューニングを行う案件でした。


FLTRXSEは初回のチューニングから、45ディグリーにてチューニングさせて頂いておりましたが、エキパイを変えた事での再チューニング。

今回はもうお二人、引き連れてご来店頂きました。
このお二人の車両、シャーシダイナモを用いて、既にTTSでチューニング済みを、再チューニング。

ん〜 腕が試されますねー!


_DSC4345
まず初めにこちらの FLHXをチューニングする。camshaftを SE製のものに交換されているとか。

camshaftが変わっているので、チューニングなしでは当然調子が良い訳がないのですが。チューニングを進め、荒磨ぎから中磨ぎに移行しても、一向にアイドリングが安定しないし、エンジンが温まれば温まるほどエンジン始動時に、ローアイドル現象とローリングアイドル現象がダブルで起こるという、いつもとは逆のパターン。むむむ。

これには訳ありでトラブルを解消しまして・・。部品交換だけで済んで良かったです。

で、グラフがこちら。

FLHX


_DSC4343
次はこちらのチューニングを・・。
エキパイ変わった事での再チューニング依頼です。以前と同様の仕上がりで、チューニングさせて頂きました。

FLTRXSE
エキパイの差での比較。今回はトルク上がってますね。


_DSC4344
最後にこちら。ステルス・ハイアウトプットで、再チューニング。という内容。

flhtcutc
チューニング前後での比較です。過去の経験上、長期の使用でノッキングが起こる可能性があるので、イグニッションタイミングはマージンを多めにとってあるも、パワーが上がった。


今回二日に3台の再チューニングで、初っ端に2次エア吸っているトラブルがあり、チューニングを一時中断し、修理せざるをえなかった為、そのぶん予定が後ろに狂ってしまいましたが、希望されていた翌日の15時までには、なんとか間に合いました。

いくら時間が迫っているからといえ、手抜きはせず、すべて均一なチューニング品質に出来た上で、なんとか15時に間に合っていることを付け加えておきます。チューニングなんて、形で見えるものではないので、手抜きはし放題なんですが、それって形で見えないだけで、乗ったら、なーんとなく、解るものです。

さて。この3台、きちんとチューニングした上で、乗り味は3台とも異なります。お客様が求めらいらっしゃる所に合わせた結果が、乗り味の異なる3台になりました。これは、予めご要望は伺うのは当然ではありますが、チューニングしていると、普段どういう乗り方をされているのか、文字ではない、他の表現で伝わってきます。なんというか、第六感だろうと思うのですが、上手く説明出来ません。

_DSC4348
下から上までまんべんなく使い、パワフルに、激しく、扱いやすく。特攻隊長的な位置づけでチューニング。

_DSC4350
方向性は定まってないも、扱いやすさ優先で、パワフルに。試しに、低回転時に鼓動感を盛るよう、チューニング。

_DSC4349
下から上まで全域で使うことが大前提だが、特に4・5・6速の60キロ以内での走り心地が大切。ズッズッズッと鼓動感を伴いながら、景色を眺め、のんびりと走れ、心地よく振動が伝わってくるよう、チューニング。

_DSC4347

_DSC4346

また、お待ちしておりますね。ありがとうございました。

2013y FLHTCUSE インジェクションチューニング

IMG_5819

IMG_5820
45ディグリーにバガーカスタム車が、インジェクションチューニングでやってきました。フロントホイール26インチでインパクト大でございます。

IMG_5815

IMG_5814
ホイールが26インチと大経化されているので全長が長くなっています。そのため、シャーシダイナモに載るか心配していましたが、難なく載せることが出来ました。

IMG_5816
インジェクションチューニングにとりかかります。

IMG_5817

IMG_5818
CVOそのままのSE110エンジンで、ここまでの出力は、やはりこのフルエキが効いています。ホットロッドサウンドで魅せるバガーツアラー。ご要望以上にバリッとチューニングやってしまったかな感も否めません・・・。これからバリバリ走っちゃってくださいね。

生まれ変わったFXDB (インジェクションチューニング)

 45ブログをご覧の皆様。マサです。
 
 やっと、ギューっと緊張した感覚から解かれて。朝10時から夜7時まで、ル・マン耐久レースでスプリント走行してるポルシェGT−1のような感じでぶっ飛ばしてました。エンジン塗装とその他カスタムで進めていたFXSTも、あと少しで完成のところまで、きました。
 
 きっと昨日(2月5日)の内容は、少し遅れて営業のKAZUが載せてくれるでしょう(←ちょっとプレッシャーかけてます)


3447
 FXDBをチューニング致しました。

 一年くらい前に中古で購入されたそうで(←間違っていたらごめんなさい)、この度は車検と合わせてインジェクションのチューニングもご依頼頂きました。ありがとうございます。
 
 オイル交換をまず済ませ(エンジンオイルが1リッターも入ってなかった。セーフ)車検整備の要チェック項目を一通り確認(スパークプラグは要交換で御見積)と、エンジンを始動し、暖気を進めると、どう考えても1000回転より低い気がする。アイドリング音がいつもと違うなぁー?アイドリングがやたら低いように感じるぞー。
 
3449
 念の為にPCを用い純正コンピュータ内部情報を吸い出して覗いてみる。キャリブレーションIDをチェックすると、おっとーこれ、既に書き換えてあるじゃない。んー・・・見覚えのないキャリブレーションID(保存した時につけるデータ名)が打ち込んである・・・。キャリブレーションIDから、車種と年式を意味してる事が見て取れます。もしも、該当年式車種でオーダーがきたら、なんでもこのデータ入れちゃうと言う「実は話」なら、ちょっと笑っちゃうけど・・。
 
 アイドリングは800回転(Desired Idle)に設定され、アイドリングで苦しそうに三拍子を刻んでいる。
 
 そして、ロールオンテスト。
 
3448
 一見パワーも出ていて、グラフも綺麗そうに見えますが、全然パワーが出ていない。下手したらノーマルより悪いかも?
 
 下のグラフで出しているのは前後の点火タイミング。ハーレーのインジェクション車には、ノッキングを回避するシステムが標準で組み込まれています。その「ノッキング回避のシステムが、フロント側のシリンダーで働きましたよ」、というのが現れているのが赤マルで囲ったあたり。
 
 ノック・リタードはノッキングが発生した所から素早く働き、予め区切られた回転軸とは関係なく動くので、今回のように不自然な動きだと、そうだ(ノッキングが起こり、リタードさせた)と読み取れます。MAX Knock Retard近くまで働いている様子。ノッキングは回避出来ても、こんな状態では力なんて出る訳もない。
 
 そもそも、こんなにノッキングが起こってしまう点火マップが入っている事から、検証もろくに行っていない。なんの裏付けも確証もないデータチューニングが施されていると判断せざるを得ません。
 
 実走行は勿論大切ですが、確実なデーター収集には、安全で的確な設備(ダイノ)が整っていることが先ず前提です。質の良いデータチューニングを施そうとすると、やはりそれなりの手間もかかり、費用もそれなり。検証も行い、裏付けもあり確証もあるデータチューニングが施されているのは、そういう事です。
 
 僕らが普段しているインジェクションチューニング(データチューニング)なんて、純正コンピューターを書き換えているので、コンピューター交換のように、分かりやすい「形」としては、残らないんです。結局は目には見えない商品を購入して頂いている。僕は、そこはよーく理解しているつもりです。
 
 そして、お客様は、その内容、質を問い、その姿勢でもって、皆さんが、きちんと勉強して、変な噂を鵜呑みにせずに、心眼をもって商品を選ぶ事が、これからは大切なんじゃないかなぁ〜と、思いますよ。
 


■ チューニング後

3450
(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 72.82PS 最大トルク 10.29kg-M
(青)チューニング前 ms2006fxdデータ 最大馬力 56.75PS 最大トルク 8.84kg-M


3451
(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 72.82PS 最大トルク 74.45
ft-lbs
(青)チューニング前 ms2006fxdデータ 最大馬力 56.75PS 最大トルク 63.93
ft-lbs
 
それぞれ、最大馬力は28%アップ・最大トルクは16%アップ 
 
ちなみにアイドリングはこんな感じ。こんがりポテトサウンド仕様です。
 


 
 
ではー
マサでした
 
 
masa