「分類 エンジン Engine」カテゴリーアーカイブ

07-96ci キャブ化

07のFLTRで、44mm Full Tune CV Touring & Thunder JetのISTでキャブ化をしてみました。
僕にとってみれば慣れ親しんだ加速フィールに心地よいCVの鼓動感が病みつきになるのは目に見えていた為

「my的禁断」

としていましたが・・・・やっぱ一度、やってみたくなりました。思い立ってチャッチャッとCVキャブ化。ISTを使っても出来ます(´ω`)ノ〃

IST独特の制御+CVキャブは急かされる事なくマタリーとしつつも、加速したいトキには6,000rpmまで一気に吹け切る事もできるスペシャルキャブ化でございます。性能は捨てられないが、これまでの「ハーレー」というテイストを重視する方に、ISTとCVの組み合わせ。これ、なかなかグーな選択。

勝手にエンジンが回っている、から
俺がエンジンを回している・・・・! へ。

「96ciのエンジンって、あぁこういう感触のエンジンでもあるのね」
と正直思いました。思いの他性格が良い。

まるでタバコのような扱いを受けているようですが、少なくともISTとCV、弊社で組む手法ならそのような事はありません。多くの人に理解してもらおうとは毛頭考えてもおりませんが、選択肢の一つとして、あって良いのではないでしょうかね♪
隠れメニューでご用意しております。

トラブルの勘所

249
オーナー海外出張で長期お預かり中の1200S。
 
機械物は動かさないと調子が悪くなる。晴れて天気の良い日には調子を出す為に乗る事にしているのだが、どうも調子があまり良くない。オイルがクランクに下りてるのを全部戻す・・キャブが詰まっている??いや違う。色々見る。ルックルック。
 
調子の悪い所の勘所と言うか、それは単純な事の連鎖で複雑化している事もよくあるので、よーく見ていると・・・
 
続きを読む トラブルの勘所

その時既に遅し

「走ってみてナンとも無いから。」

 怪しげな事をすると決まって出る台詞。オイル・三拍子etr・・・内燃機関では、走ってみて症状が出ては遅いトラブルもございまする。三拍子が大好きで、刻むほどアイドリングを落としていたその人が、それを手放した際、恒例のリフレッシュをする為にエンジンを分解してみて派手な修理が必要だったエンジンもありました。幸か不幸か音でハッキリと解るほどの症状は出ていません。しかし持ち主が納得の上で壊したのだから文句は言えない。ただ、持ち主が納得出来ない壊れ方も、中にはある。

続きを読む その時既に遅し

エンジン(お疲れ)マウント


99年TC88ツーリングモデルのエンジンマウントです。
本来、エンジンの下で重みに耐えて支えているものですが、完全に潰れ、下に垂れ下がっていた所を発見しました。
エアクリーナー側からみて、タンクの左右の繋ぎホースとロッカーカバーとの間に指一本以上の隙間があれば要注意です。
もしくはマウントがやる気なく「クゥニュ〜」っと潰れて下にゴムが突き出しているか。
走行中の症状として、約100km前後で、ネック部分を境にリアが踊り始め、それ以上での走行はほぼ不可です。それはラバーマウント特有のリアがフレームに直接マウントされてない構造からくるもので、前側のマウントがブランブランになれば、その後ろ、エンジン〜スィングアームなどなどが遊んでしまう。
気をつけてみてくださいね。

変わるもの、変わらないもの

216
初代ウルトラクラシック。
この一台とは、かれこれ10年以上ものお付き合い。
それこそ私がトンでもないガキんちょの頃からです。
当時のチーフメカの下で足手まといになりながらも
「このおじさんのバイク、おじさんが来る前はピカピカにするぞ・・・!」といき込み、氏はまるで自分の子供と同じ様にとても誉めてくれる。
当時はそれがとても嬉しく、楽しみであった若き日の淡い思ひ出。
幾度とないトラブルに見舞われながら
当時のエンジン塗装は割れやすく、補修しながらも、何度倒れてもオーバーホールを乗り越え、起き上がり走ってきた。
しかしオーナー自身は
倒れたまま、再び走り出す事はなかった。
・・・・
今ではこのウルトラの全整備を任され
オーナー自身の2代目に可愛がられている。
前オーナーの想いと共に走り続けている。
一台を・一台と形を変えながらも長く付き合う。
ハーレーは親子3代で楽しめる唯一のモーターサイクルと言われる。
そして今日、ハーレー自身、変化を続けている。
変わるものと、変わらないものがある。
217
長く居ると様々なドラマに出会うものです。
pormin