「パワービジョン」カテゴリーアーカイブ

2013y FLHTCU (103ci) ウルトラ インジェクションチューニング

ブログご覧の皆様
お世話になっております。

ご存知の通り、久しぶりに筆をとってみた次第。おかげさまで毎日お仕事に勤しんでおります。

久しぶりにブログ書くせいか、妙にカシコまってしまいます。こういうものは継続は力なり、でコンスタントに書き続けるに限るのでしょうね。

あっ、そうそう。ホームページから入ってこられている人はお気づきかと思いますが、セールス用のブログを別に立ち上げました。メカブログとの二本立てとなっております。

http://45degree.net/IMO.blog/
筆をとっているのはセールスのカズです。是非、覗いてみてやってください。

セールス用のブログを立ち上げた〜という事は、メカブログを再始動させる!という事です。どうにも、僕が書いたブログ記事は一部の御客様からは「面白い!」とご好評頂いておりましたようで・・・。また、書いてくれんかのぉ〜?というご要望もあったりで・・・。まあ、一人でも「面白い!」と思って頂ける人がいるなら、また書いてみるかーという感じです。

では、本題に入るとしませう。

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いきなりですが2013年のウルトラマン。FLHTCU 103キュービックインチ。
ステルスヘッダーに、S&Sのエアクリーナー これに加えて・・・

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S&Sのテーパード/クワイエッドのEXという組み合わせ。
程よい音量でジェントルな音質で快適ツアラー化ならこちらのマフラーでしょう。

これでチューニングに取りかかります。
チューニングに用いるのは純正コンピュータ書き換えの「リ フラッシュ・タイプ」です。

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いきなりチューニング後。

ステルスヘッダーという素材の良さを引き出してやる事を念頭に、まずはチューニングを進める。
御客様からのご要望にある「低速域での乗り易さ」のニュアンスを飲み込み、「乗り味」で表現してみる事に。

ここで重要なのはFLHTCUの重たい車両を前進させる前進力の表現、これが乗り味です。
アクセル開度に対しての加速感とお尻に伝わってくるトラクション、そして排気音。

これらが、いい具合の「あずり加減」になるよう致しました。

ちなみにアイドリングの設定下限回転数は800rpmのご指定です。

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チューニングが終わり、測定具を外して納車です。

納車前にお客さま、試乗して頂きましたが、大変満足されていた様子でした。

2008y XL883 再チューニング

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 2008年式のXL883を、チューニングしていきます。
 
 こちらは、すでにインジェクショチューニング済み車両でディレクトリンク・フラッシュチューナーの再チューニングとなりますので、お持ちのUSBをお持込頂いて、それを使用して再チューニングに取り掛かります。
 
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 ディレクトリンク・フラッシュチューナーの再チューニングの場合には、こちらのUSBをお持込頂ければ再チューニング可能です。
 
 以前は通販型でコンピューターチューニングをやり取りされていたようですが、これまでに2度、そのやりとりを、したとのこと。初回は純正からの入れ替えで、結果良好で、二度目に、エアクリーナー変更でデーター交換を依頼された際に、上手くマッチしていなかったようで、走りと燃費が悪化したそうです。それで45ディグリーでのチューニングを、という流れてご依頼頂きました。ありがとうございます。
 
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こちらが、45ディグリーでのチューニング前後比較です。
(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 50.47PS 最大トルク 6.54kg-M
(青)弊社チューニング前  最大馬力 46.05PS 最大トルク 5.98kg-M


 
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(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 50.47PS 最大トルク 47.28
ft-lbs
(青)弊社チューニング前 最大馬力 46.05PS 最大トルク 43.24
ft-lbs
 
 やはり、一にも二にもチューニング前の状態を把握する事から始まります。ディレクトリンク・フラッシュチューナーで再チューニングする場合、既存データを抽出して、それを用いて再チューニングする事は不可能な為、余計でもチューニング前の状態を把握する事から始まるのです。そして、元々施していたデータが適切であれば、出来ることなら引き継ぎたいとも考えているからです。が、このたびは、ほとんど引き継がずに新たに作り直したデータに置き換えました。
 
 時に気になったのは、エンジンが温まりきる前からのアイドリング回転数のローアイドル。せめてこの温度までは・・という所までに届かず、ただでさえ冷え性とも言えるスポーツスターエンジンが十分に温まる事が出来ずにいました。夏場を思うと低く抑えるに越したことは無いが、冬場ではエンジンオイルに対して良くない作用を及ぼすと判断している。オールシーズン通してともなると、この辺りのさじ加減は難しいが、既にデータ豊富な45ディグリーでは、ここのデータは実績のある数値を用いた。
 
 あとは点火マップの作りこみにも疑問を感じた。具体的なコメントは差し控えさせて頂きます。ここに関しても、データ豊富な45ディグリーでは、883での実績ある数値を用いてチューニングをスタートさせた。
  


 
こちら、すでにお客様からレビューをご投稿頂いておりますので、ここにも掲載しておきます。
 
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マンシュタイン 様 
車種年式:2008年 XL883L
詳細:トランスファー再セッティング
マフラー:北米12ミリパンチアウト
エアクリーナー:S&S ティアドロップ
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 2年ほど前に他のショップで、北米12ミリパンチアウト:SEステージ1でチューニングを行い、馬力・トルク・乗りやすさがノーマルより格段にアップして満足していましたが、 昨年エアクリーナーをS&Sに交換したので再セッティングを依頼したところ、どうもフィーリングがイマイチで乗りやすさも低下し、燃費が大幅に悪化してしまいました。

  以前からホームページや雑誌で気になっていて、初回チューニングのパワーチェックもやってもらったこともある当店(45ディグリー)で再セッティングをお願いしましたが、別物の如く変貌した内容に大満足でした。二度目のセッティングは相性が悪かったようで、初回チューニング時よりもパワー・トルク共に低下して乗りにくくなっていましたが、今回の再セッティングで初回チューニング時よりも大幅に性能数値が上がっており、常用回転域でのチカラ強さも相まって非常に乗りやすく、乗って楽しいセッティングとなっていました。また、気になっていた燃費も回復し納得の結果となりました。
 
http://www.45degree.net/review/injection_review.html
 


 
ではでは
マサでした
 
 
masa

生まれ変わったFXDB (インジェクションチューニング)

 45ブログをご覧の皆様。マサです。
 
 やっと、ギューっと緊張した感覚から解かれて。朝10時から夜7時まで、ル・マン耐久レースでスプリント走行してるポルシェGT−1のような感じでぶっ飛ばしてました。エンジン塗装とその他カスタムで進めていたFXSTも、あと少しで完成のところまで、きました。
 
 きっと昨日(2月5日)の内容は、少し遅れて営業のKAZUが載せてくれるでしょう(←ちょっとプレッシャーかけてます)


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 FXDBをチューニング致しました。

 一年くらい前に中古で購入されたそうで(←間違っていたらごめんなさい)、この度は車検と合わせてインジェクションのチューニングもご依頼頂きました。ありがとうございます。
 
 オイル交換をまず済ませ(エンジンオイルが1リッターも入ってなかった。セーフ)車検整備の要チェック項目を一通り確認(スパークプラグは要交換で御見積)と、エンジンを始動し、暖気を進めると、どう考えても1000回転より低い気がする。アイドリング音がいつもと違うなぁー?アイドリングがやたら低いように感じるぞー。
 
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 念の為にPCを用い純正コンピュータ内部情報を吸い出して覗いてみる。キャリブレーションIDをチェックすると、おっとーこれ、既に書き換えてあるじゃない。んー・・・見覚えのないキャリブレーションID(保存した時につけるデータ名)が打ち込んである・・・。キャリブレーションIDから、車種と年式を意味してる事が見て取れます。もしも、該当年式車種でオーダーがきたら、なんでもこのデータ入れちゃうと言う「実は話」なら、ちょっと笑っちゃうけど・・。
 
 アイドリングは800回転(Desired Idle)に設定され、アイドリングで苦しそうに三拍子を刻んでいる。
 
 そして、ロールオンテスト。
 
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 一見パワーも出ていて、グラフも綺麗そうに見えますが、全然パワーが出ていない。下手したらノーマルより悪いかも?
 
 下のグラフで出しているのは前後の点火タイミング。ハーレーのインジェクション車には、ノッキングを回避するシステムが標準で組み込まれています。その「ノッキング回避のシステムが、フロント側のシリンダーで働きましたよ」、というのが現れているのが赤マルで囲ったあたり。
 
 ノック・リタードはノッキングが発生した所から素早く働き、予め区切られた回転軸とは関係なく動くので、今回のように不自然な動きだと、そうだ(ノッキングが起こり、リタードさせた)と読み取れます。MAX Knock Retard近くまで働いている様子。ノッキングは回避出来ても、こんな状態では力なんて出る訳もない。
 
 そもそも、こんなにノッキングが起こってしまう点火マップが入っている事から、検証もろくに行っていない。なんの裏付けも確証もないデータチューニングが施されていると判断せざるを得ません。
 
 実走行は勿論大切ですが、確実なデーター収集には、安全で的確な設備(ダイノ)が整っていることが先ず前提です。質の良いデータチューニングを施そうとすると、やはりそれなりの手間もかかり、費用もそれなり。検証も行い、裏付けもあり確証もあるデータチューニングが施されているのは、そういう事です。
 
 僕らが普段しているインジェクションチューニング(データチューニング)なんて、純正コンピューターを書き換えているので、コンピューター交換のように、分かりやすい「形」としては、残らないんです。結局は目には見えない商品を購入して頂いている。僕は、そこはよーく理解しているつもりです。
 
 そして、お客様は、その内容、質を問い、その姿勢でもって、皆さんが、きちんと勉強して、変な噂を鵜呑みにせずに、心眼をもって商品を選ぶ事が、これからは大切なんじゃないかなぁ〜と、思いますよ。
 


■ チューニング後

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(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 72.82PS 最大トルク 10.29kg-M
(青)チューニング前 ms2006fxdデータ 最大馬力 56.75PS 最大トルク 8.84kg-M


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(赤)弊社チューニングデータ 最大馬力 72.82PS 最大トルク 74.45
ft-lbs
(青)チューニング前 ms2006fxdデータ 最大馬力 56.75PS 最大トルク 63.93
ft-lbs
 
それぞれ、最大馬力は28%アップ・最大トルクは16%アップ 
 
ちなみにアイドリングはこんな感じ。こんがりポテトサウンド仕様です。
 


 
 
ではー
マサでした
 
 
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2014年モデルの対応について・・・インジェクションチューニング

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お待たせ致しました。
2014年モデル ハーレーについてお知らせ出来る事があります!
 
 

2014年モデルでも、インジェクションチューニングは可能です。

 
 
2014年モデルが登場して、大きな変更があった2モデル。
 
ツーリングモデルではツインクール(ウォータークール)と、エアークールの2モデルが混在。スポーツスターは外観では判りにくい変更点があり、BCMが搭載されCan-bas化されたりと電装系で大きな変更点があり、そうするとこれまで通りに対応出来なくなってくるのが通例で、今回も同様でした。
 
そこで気になるのが我々が得意とするインジェクションチューニングの対応。
 
(SEのスーパーチューナーは素早く対応しているのは毎度の事ですが、スーパーチューナーは、どうしても、とご要望があればお取り寄せ致します。)
 
 

45ディグリーでの2014年モデルの対応

 
103ci ツーリングモデル エアークール (FLHX / FLHRC) チューニング可能
103ci ツーリングモデル ツインクール (FLHTK TC / FLHTCU TC) チューニング可能
 
110ci CVO ツーリングモデル ツインクール FLHTKSE  チューニング可能
110ci CVO ツーリングモデル エアークール FLHRSE6  チューニング可能
110ci CVO ソフテイル エアークール FXSBSE2 / FLSTNSE  チューニング可能
 
96ci ソフテイル エアークール FLSTC/FLSTN/FXSB/FLSTFB/FLSTF/FLS チューニング可能
96ci ダイナ エアークール FXDF/FLD/FXDWG/FXDC/FXDB チューニング可能
 
74ci 1200CC スポーツスター エアークール XL1200CA/XL1200CB/XL1200V/XL1200X チューニング可能
54ci 883CC スポーツスター エアークール XL883N/XL883R/XL883L チューニング可能
 
V-RODの2014年モデルの対応の可・不可については現在確認中です。
 
 
デハデハ
 
 
masa
マサでした。