前記事
https://www.45degree.net/blog/?p=2357
最終キャブ車の2006年XL883Rに”デイトナ・ツインテックモジュール”を取り付け。
インジェクション車はフルコンは使わず、専ら純正書き換え。
同じツインテックでもキャブレターモデル用の商品はよく使います。
ゼロヨンからゼロロクまでは、ここまでやらないと、物足りない。
「キャブ」と「点火」をやる事で、見違えるような走りになる!
これは以前の状態。
ここのトルクの凹みも解消。2000回転くらいまでの無加速回転域も無くなった。
吊るしのマップから、当社で実績のあるものにパソコンを用いて書き換え、さらに手を加える。
この辺りは実際に装着されているマフラーでエンジンへの充填効率が変わるもので、車両重量、エンジンのコンディションやキャブレターのジェッティングなど、実際の車両状況を踏まえマッピングした後に公道へ出て検証を重ねてお客様へ納車となります。
大前提として、良い走りになるものに仕上げる前提で、ノッキング発生の可能性も隣り合わせとなると消極的にしたい方向性もあり。走り味もさじ加減で、実際に車両と会話しながら相談し決めてる。なんでも同じマップを放り込んでるんじゃないですよ。
さて、肝心のパスパスよ、さらば、ですが、なくなりました。が、エンジン温度が低い時はチョークを用いる様にここに関しては色々な兼ね合いを含め致し方ない。もし、ここまで言わない様にすると、いろいろと犠牲になる。排気ガスも臭い、燃費悪い、プラグもかぶる、巡行で振動出る、など全てを平穏で満たすのはキャブ車では難しい。バランスが大切。
エンジンが通常の運転温度になってしまえば加速時もエンジンブレーキ時も無いように仕上げました。一応、キャブのジェッティングも点火変えてから見直しました。 実際に走ると変化がよく分かるかと…. 思います。
Posted by M.Yasuura