「Injection インジェクション」カテゴリーアーカイブ

07y FLHTCU ウルトラ レースチューナー チューニング

2007年式ウルトラ君のスクリーミン・レースチューナーのチューニングです。
 
と、その前にヘッダーパイプとエアクリーナー交換!
 

こちらは純正のYパイプです。
 
交換するのは、独立菅と連結菅双方の特徴を併せ持つこちら。
 

S&S Cycle製の“Power Tune Dual”
 
エアクリーナーもヘッダーパイプもS&Sで固めます。
 

こんなのや
 

こんなのも抜かりなく交換し
 
 

S&S Cycle製の“Power Tune Dual”へ交換。
ここまでの時間は・・と、タイム測ると一時間ってところ。まあまあかな。慣れてないと丸一日かかってしまう・・・と、とあるお客様から苦労話を聞かせてもらったのを、思い出しました(笑)
 

これで、割れてしまう純正Yパイプともお別れ
 
グッドサウンドとモアパワーが得られました。
 

エアクリーナーはエアーストリームでGo。
 
 
 

そしてダイノルームにてインジェクションチューニングです。
 

まずこちらはS&Sのエアーストリームと、同社“Power Tune Dual”へ交換後、チューニング前のロールオンテスト。つまりECM内のデーターは車輌をお持ち込み頂いたときのままでデーターは変更していない、状態です。
 
どこといって悪い所は見当たりませんね〜。
 
 
さて、細かいチューニングを行なった結果は??というと、こちら
 
 

カン!と上がりました。以前のロールオンと比較しても極端なトルク落ち込みは見られなかったので、以前と比べてグッグッと押し出し感が強いかな!?と体感出来るのではないでしょうか・・・(^v^)
 
ではでは。

フルノーマルの883Rをインジェクションチューニング!

大阪からお越しのお客様です。
BBT ブラックボックスチューニングでのご依頼です。
このお客様からお預かりしたご要望ですが・・・
 
・ドコドコ感がでるようにアイドリングを下げたい(現状1000rpm→800〜900rpm?)
・2000回転半ばくらいでトルクの谷(表現あってるかわかりませんが、いったんトルクが下がるような感じです)があるので、リニアに伸ばしてほしい
・(可能であれば)最高速度はUPしたい。
・(可能であれば)燃費は下げたくない。
・車検はそのまま通したい。
 
といった内容ですがBBTでも対応可能です。
 
そして、エアクリーナーのみハイフロータイプに交換してのご依頼でした・・・が!チューニング日までに準備が整わない事が判明し、オーナー様と再度打ち合わせし、商品が揃い次第に交換するとして、この度のチューニングではエアクリーナーを交換する前提でチューニングを行う事になりました。もちろんそれで問題が無いことを確かめた上で行なった事も付け加えておきます。
 
バイクの写真は一枚も撮っていません(残念)
大阪からの、ほぼ日帰りでしたので、あまり余裕がありませんでした。
 
でも、見逃していませんよ〜 かすかに聞こえる不具合な音。
お持ち込み頂いた際、チューニングの前に、確認の為にエンジンを始動すると、微かに聞こえる、エアクリーナーからの、「パスッ・・・パスッ」という音。その直後にアイドリングが乱れ、回転が上昇するという症状。キャブ車に乗る人なら馴染みの音でも、インジェクション車でフルノーマルの車輌から聞こえるとずいぶんと異様に聞こえますが、つい最近おろしてばかりの新車でもいってるのがありました。
 
これ、こんなものだと思って乗っている人がかなり多いので個人的には驚いています。
 

馬力は15%アップという結果!
そして判りやすいトルクの谷は、チューニング後には消え去っています。
純正でもまだまだ余地はあるものですね。これがチューンアップ!
 
 
 
さて、大阪に帰還されたお客様より感想を頂いております。(掲載の許可は得てます)
 
 
 
お世話になります。大阪の○○です。
ダイノのデータの送付、ありがとうございます。
先日は大変お世話になりました。昼だけでなく、夜までご苦労様でした。
 
さて、バイクの調子ですが、大変良いです。広島からの帰りですが、すぐに高速に乗ってしまうと具合がわからないままになりそうに思えたので、広島市内と海沿いの185号を少し走ってから高速に乗りました。
 
走った感想ですが、回転数が低いところから粘るようになり、一発一発のエンジンの燃焼が最適に行われている感じがしています。
 
あまり専門的なことがわかりませんので、感覚の話ですみませんが、ストックの状態は「問題ないレベル」で燃焼していたのが、チューン後は「最適なレベル」で燃焼できているように思えてます。(ストックの状態では空燃比がおかしいという話ありましたので、何か関係しているかもしれません。)
 
また、通常使うあたりの回転数(2000〜2500rpmあたり)でトルクがモリモリ増えたせい&トルクの谷がなくなったせいだと思いますが、とても乗りやすくなりました。
 
高回転の方も、どこまでも回るように思えるくらいスムーズに回っていきます。
 
低回転から高回転まで、とにかく楽しめるエンジンになりました。大満足です!ハイフローに交換を予定してますが、エアクリ変えなくてもいいくらいです(笑)。これでエアクリ変えて、さらにパワーアップすると手に負えなくなりそうで怖い〜(笑)
 
というインプレでした。
交換予定のフィルター、純正カバー対応品の中ではストイックに作られた、最高峰の物です。近日中にお届け出来ますので、それに交換してフルパワーをお楽しみください(^v^)

08yFLSTF パワービジョン チューニング^^;

梅雨もあけて、ツーリングシーズン!
 
と、その前にしばらくブログ書かずにいました・・・スイマセン!
相変わらず沢山お仕事頂いて感謝感激・・・
 
 
 
 
08年のファットボーイの、インジェクションチューニングです!
 
北米純正マフラー装着で、パワービジョンでのご依頼。パワービジョンは、何通りかのデーターが入れることが出来、パワービジョン本体さえあればパソコンいらずで簡単に純正状態に戻せる所に魅力を感じられたのではないでしょうか・・・(^v^)
 
 
ところで、話は変わりますが。
 
こんなクエスチョンがあります。
「北米マフラーでインジェクションチューニングって必要ですか?」という内容。
 
その必要か否かというのは、エンジンが壊れるから・・そういった、「必然性があるか」という事でしょう。
 
回答からすると、「必要は全くない」のですが、
それで、「面白みの有る走り」かと言えばそうとは言えないはずです。
 
  
よく、こういう喩えを出します。
 
 
銀座を「紙袋」で歩くのと「ブランドのバッグ」で歩くのは、どちらを選ぶ?
 
 
・・・、こんな、喩えをしますが、紙袋で歩くのは役割は十分に果たしてますけど、冷静に考えるまでもなく、銀座を茶色い紙袋で歩く・・・チョット・・・恥ずかしいですね(恥)
 
チューニングってこれに近い所があるのですが、必要性がなく、壊れている訳でもないのにやる意義は、もっと良く出来る、面白みを出す、これに尽きるかと思います。なので、北米マフラーでやる必要があるかという疑問を持っている人は、「必要」という言葉に縛られず、面白い乗り物にしたい!と切望されているのなら、チューニングはやる必要は十二分にありますよ。ただ、それをもっと良く出来て、面白みが出せる人に頼まないとイケナイという所がチューニングの難しい所でしょうか。必要性が出ているものならば、ガソリン多めに入れさえすれば明らかな変化があるので「変わった!」と満足されるでしょうけども、元々「必要性」があまりない所で、更に良くしようというのは単純には済みません。
 
話を戻して。
 
 
 

この度はパワービジョンです。
 
 

 
 
先ずは、チューニング前を・・・。
 
 

期待通りのガタガタなグラフです。
しかし、下の空燃比のグラフでは十分にガソリンは足りているのが解ります。
 
そしてチューニング後ですが
 
 

そして、先のグラフと、「チューニング後」とのグラフを、オーバーラップ。
それぞれの最高値59馬力→72馬力  10.6kg-M → 11.25kg-M へと上がりました。
 
 

そしてチューニング後に、別途承っておりましたタイヤ交換をば。
 
 

純正ダンロップD407のタイヤです。
 
 

ところでタイヤ交換時にマフラーがグラグラで、ネジが緩みまくっていた事に気付きました。
このまま走っていたらと思うと、ちょっとゾッとします。
 
 
これからインジェクションチューニングをお考えの人へ。
こちらのページもご覧下さいね。
http://www.45degree.net/Tuning/fuelinjection/beforetuning.html

ビューエルの調査をば・・・BBT

2010年式のXB12Rのインジェクションチューニングです。

2010年式のビューエルのチューニングの為に「インダクション」を目指にて確認。
 
V-RODの時もやりましたが、これが何気に大切です。
パッと見るとスロットルボディの取り付け方法はXR1200と似たように見えますが全く別物です。
 
 
一応写真もありますが、
 
 

やはり変態写真になってしまった・・・。

接続テストやら各種テストもオールグリーン。
 
 

カウルを外すとXB12Rがまるでドクターフロイトです。
 
まずは持ち込まれた状態でのチェック。
 
ビューエルで販売されるECMが装着されています。(今ではもう販売されていません)DrummerエグゾーストにK&Nフィルターという内容で使うよう、セットアップされたECMキットですが、購入方法としては通信販売でやり取りする方法です。
 
これがどんな物か・・・といった所ですが、結論から申し上げますと、ダイノに載せないで作ったデーター入れたのだからこんなモノだよな、といったところ。サンプリングデーターを見る限り、高負荷で走り続けるとエンジンブローの恐れ、有り。と診断致しました。
 
例えビューエルが販売している物とは云えど完璧であると盲信するのは危ないようですね。
 
つづく。

CBR600RRのインジェクションチューニング


インジェクションチューニングでご入庫頂きました。HONDA・CBR600RRです。
 
こそこそとホームページ作って載せていたのですが・・・

http://www.45degree.net/Tuning/fuelinjection/resetting.html

それをみて、ご来店頂きました。ハーレーに限らずやりますよ〜とご案内していましたので。
先週も岡山からご来店頂いた07y FLHTCUのお客様もそれを見てスクリーミンのレースチューナーのチューニングのご依頼を頂きました。つい先日お電話頂いて、感想を頂戴致しましたが・・・。次の新たなカスタムのご相談も頂きました。
 
ところで、CBR600RRにはすでにDynoJet製パワーコマンダー3USB装着済みでしたが、5000rpm付近でとても扱い辛い症状が出てるとの事です。ツーリングや巡航では5速や6速で5000rpmでのパーシャルはよく使うはずなので、ここが扱いにくいのは致命的ですね。加えて、理由は伺ったのにも関わらず忘れてしまったのですが、何かがあって、ゼロマップにされていたそうです・・・たぶんあまり調子が良くなかったのではないでしょうかね。
 

マフラーはアクラのスリップオン。
今年からハーレー用のアクラもリリースされてますね。ご存知でしたか?
  
 
いつも通りチューニングに取り掛かりますが、いつものハーレーとはシステムも何もかも違いますので、これを把握するのにちょいと時間かかりました。全ては正確にチューニングする為ですのでここは怠りません。
 
 

パワーコマンダー3USB装着もゼロマップなので、付けてないのと同等の純正状態です。これでロールオンテントをすると、かなりの高負荷状態で高い空燃比が確認されましたのでレブリミットへ当てる前に緊急終了。パワーカーブを見ると馬力も11,500回転以降は右肩下がりなので終えて良かったようです。
 
 
そしてチューニング後との、データーとオーバーラップさせてみます。
 
 

最大値の比較では馬力が12馬力アップ トルクは0.12kg-Mという結果です。
以前は11,000回転で頭打ちでしたが14,000回転まで回るエンジンにはなりましたが・・・グラフをみても、馬力が12,000rpmから13,500rpmまでの間が平行線になり、それ以降急激に馬力が立ち上がっています。これは燃料調整以外が起因していますので、オーナー様とご相談の上で、宿題となりました。また、測ってみましょう。綺麗な馬力のカーブになればレブリミットまで淀みなく吹けまわるようになりますからね。楽しみです。
 
 
それでは〜(o・・o)/