リ・ボーン エボハーレー / 1994MY FLSTF

先ずは事の始まりから辿っていきます
 
 


エンジンの不調からご入庫。
 


調べてみると、リア側シリンダーの圧縮圧力が著しく弱い。
 
 
 
 
 

おりゃっとエンジン降ろし
 

むむ。そんな遠く無い過去に腰上ガスケット類の交換をした痕跡あり。
 
 

圧縮弱い原因はここ。ピストンリングが真っ二つ。
 
リア側は1st 2nd共に。フロントは1stが割れておりました。
 

ピストンリングが、見た事ないほど摩耗している
 

凹みがあるの、わかりますか 上下方向に叩かれて摩耗した具合。
 
ピストンリングの再使用はNGですが、やっちゃった感。
 
それに加え摩耗が重なって「一番弱いところ」がぱっくり割れたと推察。
 
 

エンジンのリフレッシュついで、塗装もパリッとやり直そうとなりました。
 
 

コンロッドとクランクピン ベアリングも新調 
 

このあとフライホイールの芯だしが待ってます
 
 

 

 

 

ピストンはお馴染みのマーレピストン
 
商品ページ
https://www.45degree.net/Tuning/engine/MAHLE.html
 
各所、結構部品痛んでいたので、色々変えました。
 
 

ビフォー
 

アフター
 

 

めちゃ、綺麗になりました ロッカーカバーは再めっきを施した
 
 

次のオオモノはこちら。 
 
74レプリカスプリンガーフォーク
 
プロト製のしっかりした、74スプリンガーフォークは、オールドタイプ74スプリンガーの美点はそのままに、「性能」・「耐久性」・「走行性」を徹底的に追求、MADE IN JAPANの技術で完全新設計。
 

フォークが強靭なので、遠慮なくブレンボのカニキャリパーが標準装備。普通の74フォークでこの組み合わせは、折れちゃうかも。大汗
 
 

この辺りの記事は以前載せましたね。
https://www.45degree.net/blog/?p=27832
 
 
次はこちら リアフェンダーをリブフェンダーに
 
 

 

 

おりゃっと、リブフェンダーを取り付け。
 
 
リアフェンダーを完成させ、塗装に出し、塗装中にナンバーステーを塩漬けする。
 
普段、こう言う事やらんので、アイデアが豊富なわけじゃ無い。降りてくるまで待つ。
 
 

よし。こんな風にしてみよう
 
元はサイドナンバーNGで、リアフェンダーの鉛直上にナンバーがあればいい、と言う具合だったのでリアフェンダーの上に乗せるくらいの話でした。が、リブフェンダーを付けたいと言う、お客様のココロを察して、勘案。
 

ステーを作りました。
 
 

ステー作っても、速攻で粉体で纏って塗装できるんで、最高です!
 
 

できました。
 
 

 
 
 

 

 

 

 


 

 

隠れ、こだわりポイント。96年以降の電気式メーターに変えました。
 

ミッションのケースをスワップし、ここからパルスを拾ってメーターを駆動させる。メーターケーブルがなくなり、すっきりした。
 
 

 

 

 

試乗してくるも、一発合格でした。
 
ずっと、5・60kmで走っていたい、そんな感触に仕上がっておりました。

これにて、納めます
 
https://www.45degree.net/order.htm
お問い合わせはこちらから。
 
 
posted by M.Yasuura