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2010y FXSTC 和風インジェクションチューニング


ソフテイルカスタムのインジェクションチューニングです・・・
A/C Kuryakyn・ハイパーチャージャ
EX はポールヤフィーデザイン Crossbones Supertrapp X Pipeです。
 
見た目の過激さから想像する音圧よりは低い。
 
デルファイ製のECMをマスターチューンでのチューニングとなりますが、いつも通りのチューニングの他にアイドリング回転数を800回転以下に落とし、趣のあるアイドリング(ズッパカ ズッパカ)をリクエスト頂きました。こういうストレートパイプ形状のEXはアイドリングの歯切れ感は大切ですから解ります。アメリカでアイドリングを下げたいという様なリクエストはない・・・と聞いてますので、この辺の感性は日本独特と考え、「和風チューニング」と呼ぶことにしました。
 
もちろん無理の無い範囲での調整となり、持ち込まれた現状をダイノ上で測定し、チューニングの方向性を探ります。
 

アイドリングはTC96のその音よりは、どちらかと言えば「懐かしい、往年のハーレー的」なリズムとなりました。
某フルコンの様な三拍子の為にやや無理のあるマッピングをしなくて済むのもデルファイ製のECMをマスターチューンでチューニングする特徴です。ただしシステムを完全に理解する必要があるので難易度はダントツに高いのも特徴です。
 

こちらがチューニング前後の比較データーです。
こちらも、先日のXL1200X同様、トルクの落ち込み(1500rpm〜2000rpm位の間)はかなり改善され、5速でドドドドッとのんびり走っている所からの、ダッダッダダダッと加速させる際に起こりがちなおっとっと〜〜〜な、トルクの落ち込みにかなり効いたと見れます。また、スロットルOFF時のマフラーからのパンパン音(アフターファイアー)も以前は賑やかでしたが、改善しました。
 
ところが、最高値が対して変化が無い通り、スロットル100%でのFuelは十分足りていました。目標A/Fの値からはやや外れていますが、極端な違いではありません。そのほかの所も、それなり。A/Fの乱れはさほど。ただ、これで「このマフラーなら変えてもセッティング必要無いじゃん」と考えるのはちょっと短絡的です。
 
・・・・・
 
インジェクションチューニングと言えば、エンジンの為!ガソリン少ないで!などと、煽られてしまう事もありますが、乗って楽しめるチューニングも大切。そちらの方向性を探りました。グッドアクセレーションなハーレーです。感覚との擦り合わせですから、グラフには現れないのが特徴ですが・・・(^^ゞ
 
実際に乗って楽しめたかの感想はお時間の関係でまだ頂けてませんが、また感想を聞かせてくださいね!

2012y XL1200X インジェクションチューニング


最新のフォーティエイト・インジェクションチューニング。マスターチューンで、チューニングを行いました。
お持ち込み頂いた際は、O2センサーとハーネスとの間に入れるナイトライダーという物が付いていましたが、取り外してオーナー様へ。
 
 

マフラーはScreamin’ Eagleです。取り付けている人も多いのではないでしょうかね。
 
 

早速チューニングに取り掛かります。
おっとっと〜〜な、ビフォー・アフターなデーターが出来ました。
 
 
 

それが、こちら☟

 

 

馬力(hp)も申し分ありませんが、トルクは半端ない上がり方です。
 
 

これまで(青グラフ)は、一旦トルクが落ち込んでから、ドタドタと前に進んでいた所が
これから(赤グラフ)は、アクセルの動きに応じた加速が得られる内容に変化している様子がグラフから見えてきます。
 
2,200回転付近の最高トルク3キロの違いは、883を1200へボアアップした並みか、それ以上の変化ですからね〜 相当ですよ〜!スクリーミンスリップオンEXでも、インジェクションチューニングがとても有効なのも、立証出来ましたね〜(^v^)
 
 

おめでとう御座います! / 2006y XL883


御年71歳 ウルトラに乗り始め11年目にして、2ndバイクでスポーツスターをという事で、ご納車致しました。
2006年モデルのラストキャブ車XL883。こりゃあ軽くてええわあ!!と、とても喜んでいらっしゃいました。
 
納車前メンテナンスは、ハンドル交換(車検証の記載変更も同時に。)エンジン・トランス&プライマリーオイル・オイルフィルター・ブレーキフルード・フォークオイル、エアエレメント・AGMバッテリー交換など、最低限な所は押さえておいて、キャブレターは、いきなりFull-tune CVにする事も多いですが、この度は「あと10年乗る間の楽しみに残しておきましょう(^v^)」と、あえて手を加えずに、内部の精密洗浄のみにとどめました。
 

これが
 

キャブレター内の奥にいるガソリン内に潜むゴミなど、「Medi-Bright」処理にてすべて掻き出し、外観もリフレッシュ。とても気持ち良く、整備する側も安心出来る。
 
06年までの883は、ストックで乗っていても、キャブレターへのバックファイアーがひどく、こちらの883も同じ症状が出ていました。
 
 

パスパスというのはとてもストレスフルです
パワーナウを取り付けて、パワーナウの特徴を考慮しキャブレターをチョットだけ、チューニングしてあげるだけで、ストック状態よりも、かなり改善されます。
 
 
パワーナウ = チカラは今!
 
 
一旦、ご納車した後に、パスパス対策と、低速トルクの改善目的でパワーナウ取り付けました。
近場を走ってもらって、嬉しそうな表情で帰ってこられると、見ただけで判りますね!グーでした(^ー^)g””

ご納車前の色々 / 車体整備 / チューニング / 08y FLHTCU

次は車体整備に移ります。
まずは、リア回りから・・・と、スイングアームやリアタイヤ交換をしていこうとする前に、ここでエラー発生。リアのアクスルシャフトを抜き、スイングアームを上げると、プーリーに圧入されているシールドベアリングのシールが無くなった姿で出てきた。
 
しかもそれを隠すかのような、薄っぺらい丸い形の板で、蓋をされていました。明らかに意図的にされています。
 

スイングアームを上げなければ全く見えないベアリングですので、おそらく前回のタイヤ交換時にやりかぶったのだろうと推測。外観を目視確認するだけでは到底見つけられるようなものではありませんが、どうも責任はこちらにあるようです。私はこの事については伝えられてない事実だったにもかかわらず、早く確認しなかったアナタが悪いとなりました。これ以上話しても時間が勿体ないので自らの責任で直していきます。(こんな事もあるんです)
 
 

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